
こんにちは♡
看護師ねふなです
胆嚢炎と胆管炎
について
お伝えします
胆嚢炎と胆管炎
消化器領域ではよく耳にする胆嚢炎や胆管炎についてまとめています。

1.急性胆嚢炎
急性胆嚢炎
胆嚢に炎症が生じた状態
胆嚢がむくんで腫れ、炎症の進行とともに胆嚢の壁が壊死する
症状
初期には上腹部の不快感や鈍痛
炎症の進行とともに右季肋部痛になり、次第に激痛になる
原因
胆嚢結石が胆嚢にはさまり、胆嚢管が詰まることによっておこる
その他
胆管の奇型や捻転
胆嚢と隣り合う臓器の炎症や腫瘍による胆嚢管の圧迫
寄生虫が胆管や胆嚢にもぐりこむことなど
胆嚢管が詰まるだけでは、急性胆嚢炎は起こりにくい
閉塞に加え胆汁の細菌感染や、胆嚢内に膵液が逆流し炎症となる


2.急性胆嚢炎の診断と治療
診断
画像検査:腹部超音波検査 腹部CT検査など
⇒胆嚢の腫れや壁の厚みが観察されることなど
採血検査:白血球数の増多、CRP値炎症反応が陽性
治療
初期治療
絶食と輸液、抗菌薬や鎮痛剤の投与など
胆嚢摘出術
早期手術が推奨される
重症度や合併症等の理由で待機手術になる事もある

3.急性胆管炎
急性胆管炎
胆管に感染が生じた状態
症状
発熱、黄疸が出現し、右季肋部痛がおこる
進行すると意識の混濁や、ショック状態になることもある
原因
胆汁の細菌感染+胆汁がうっ滞し、胆管内の圧力が上がるときに起こる
胆汁のうっ滞の原因
総胆管結石、肝内結石、良性胆管狭窄
胆管癌、乳頭部癌、膵頭部癌などの悪性疾患
4.急性胆嚢炎の診断と治療
診断
臨床所見:39℃以上の高熱と黄疸、右上腹部痛の有無
画像検査:腹部CT検査・腹部超音波検査
⇒胆管の拡張、胆管結石
血液検査:白血球数の増多、肝機能異常、高ビリルビン血症
治療
初期治療
絶食・輸液、抗菌薬投与、鎮痛薬投与
胆道ドレナージが推奨
緊急の胆道ドレナージ:重症化しショック状態や肝障害の重症化時
胆道ドレナージ
うっ滞している胆管の胆汁を体外に排出させる
内視鏡を用いて行われる
その他
経皮経肝胆管ドレナージ:体表から針を肝臓に刺して行う
開腹手術ドレナージ

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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
胆嚢炎と胆管炎
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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現役看護師がネフローゼ症候群発症し奮闘する日々を綴っています。
入院した経緯や療養生活で感じた不安など同じ症状の方や
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約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
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