こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理
呼吸の観察
について
お伝えします
看護技術:呼吸の観察
生命維持に欠かせない呼吸。バイタルサインの観察にも欠かせない呼吸。
その呼吸の観察、異常呼吸の評価についてまとめています。
1.呼吸評価のための観察
観察項目
回数、リズム、深さ、SpO2値、呼吸音、自覚症状(息苦しさ・倦怠感)
補助呼吸筋の使用の有無、チアノーゼ
呼吸回数・深さ・リズムは、患者が呼吸を意識せずリラックスした状態で測定する
なぜ患者様に呼吸を意識させず観察が必要?
自発呼吸運動は随意性呼吸調整と随意性呼吸調整の両者で調整されている
会話は呼吸を自由に調節し発生する=随意性呼吸調整
いくら話をしても生命維持に必要な換気量は無意識に調整される=随意性呼吸調整
呼吸は意識するとコントロールができる
呼吸を意識させない観察方法
脈拍を測定した後、そのまま看護師の指を患者の手首に当てたまま観察する
脈を測る時に患者の腕を胸部に軽く置き、看護師の手で胸部や腹部の動きを感じとって測る
2.呼吸の視診・聴診・触診
視診
患者様が意識を向けずに自然な呼吸ができるよう1分間呼吸数を測定する
リズムの規則性
胸郭の動き
呼吸の深さ
補助呼吸筋の使用の有無
呼吸だけでなく表情を含め、全身状態を観ることが重要
補助呼吸筋とは?
呼吸困難が生じ、努力性呼吸になると使用される筋肉群のこと
吸気時:胸鎖乳突筋、前・中・後斜角筋、上後鋸筋などの筋肉が使用される
呼気時:内肋間筋、腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋、下後鋸筋が使用される
努力性呼吸が継続すると、胸鎖乳突筋などの呼吸補助筋は高度に緊張してくる
聴診
呼吸音では、音の減弱・副雑音の有無を聴診する
詳しくは看護プチ情報~聴診呼吸音~
触診
両手全体で胸郭に触れる
胸郭の動きに左右差がないか、腫脹や変形がないか、皮下気腫がないか
ゴロゴロ振動するような感覚がないかを確認する
胸郭の動きが左右対称でない場合は、動きが悪い方に胸水貯留や無気肺、気胸の可能性がある
皮下気腫を認める場合も、気胸の可能性がある
3.呼吸のリズム
呼吸のリズム
時相:吸息、吸気ポーズ、呼息、休止期で規則的な呼吸をする
吸息:1~1.2秒
吸気ポーズ:0.2秒
呼息:1~1.2秒
4.異常呼吸
異常呼吸
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理
今回は
呼吸の観察
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています