体重測定と疾患管理

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体重測定と疾患管理 看護
体重測定と疾患管理
看護師ねふな
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こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
体重測定と
疾患管理
について

お伝えします

体重測定と疾患管理

健康診断や何らかの疾患で病院にかかった時に、まずは体重測定することは多いのではないでしょうか?
どの診療科においても重要な体重測定について記載しています。

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1.体重

ダイエット目的や健康管理に日々体重を図っている方は多いと思います。
ネフローゼ症候群発症した時には連日体重が1kg/日ずつ増えていっていました。
浮腫み以外にも連日の体重増加に異常を感じ受診行動に至ったのだと思っています。
体重測定をすることで、健康状態の目安や栄養障害のスクリーニングもできる簡便な方法と言えます。
また、小児においては薬剤量の調整の重要な指標にもなります。

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2.栄養状態のスクリーニング

栄養状態のスクリーニング
るい痩(痩せすぎ)、肥満の評価のために定期的に体重を測定する
適正体重(BMI<25)を維持する
BMI(Body Mass Index)
ヒトの肥満度を表す体格指数である、計算葬式は世界共通
BMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)
肥満の判定基準
WHO(世界保健機構)基準:30以上を肥満と定義
日本肥満学会基準:25以上を肥満と定義
※肥満だけでは治療対象とはなりません。治療が必要な肥満症とは区別されます。
※18.5未満は「低体重(やせ)」に分類されます。

3.隠れ肥満

BMIの弱点
筋肉質な人は、筋肉が重いためにBMIは高くなります。
逆に筋肉は少なく体重も軽い人はBMIが25未満となれば、肥満とは判定されません。
しかし、内臓脂肪が蓄積している「隠れ肥満」の可能性があります。
体重と合わせ、体脂肪率を測定することも重要です。

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4.目安とするエネルギー摂取

目安とするエネルギー摂取量の算出方法
エネルギー摂取量 =  目標体重(kg)× エネルギー係数
目標体重(kg)
65歳未満:身長(m)×身長(m)× 22
65歳以上:身長(m)×身長(m)× (22~25)
エネルギー係数 (kcal/kg 目標体重)
身体活動レベル および 病態に基づいたエネルギー必要量
軽い労作(大部分が座位の静的活動):5~30
普通の労作(座位中心だが、通勤・家事・軽い運動を含む):0~35
重い労作(力仕事、活発な運動習慣がある):35~
※身長が同じならば体重の差があっても、 必要摂取カロリーは基本同じとなります。
※減量が必要な場合も、1200kcal以上のカロリーをとること(最低必要量)

基礎代謝量
生体が生命維持活動をするために最低限必要なエネルギーの量
安静状態における呼吸、血液循環、体内の生合成と分解、体温維持に要するエネルギー量
基礎代謝量=基礎代謝基準値 × 体重

基礎代謝基準値
18~29歳:男性23.7 女性22.1
30~49歳:男性22.5 女性21.9
50~64歳:男性21.8 女性20.7
65~74歳:男性21.6 女性20.7
75~  歳:男性21.5 女性20.7
※摂取エネルギーが基礎代謝量を下回り続ければ 確実に体重は減少します。
しかし、生命維持に支障をきたすおそれがあります。

5.心不全と体重

心不全患者が自己管理のため体重を定期的に測定するのは主に2つの目的があります。
目的
1.異常の早期発見
心不全が悪化するとき体重は増加します。
心疾患患者の体重増加は単に「太った」わけではない場合があります。
体液の貯留により体重が増加します。
その体液の貯留は、体の浮腫みや息苦しさなどの症状を引き起こします。
症状が出てきたときにはすでに体重が増加していることが多いのです。
そのため、体重は毎日決まった条件で測定し、急激な増加(2~3日で2kg以上)傾向にある場合は早めの受診が必要です。
※体重増加による受診の目安は担当に確認してください
2.体重増加による負荷を避ける
心疾患の患者さんは、体重増加によって心負荷が増大し、心不全の増悪をきたします。
肥満は高血圧、高血糖、高中性脂肪血症などを引き起こし、心臓血管病の危険因子となります。

もっと詳しく「伸展ステージ別に理解する心不全看護」はこちら↓↓

6.腎疾患と体重測定

腎臓
血液中の老廃物をろ過し、尿として体の外に排出する役割
健常成人の尿量
約1.0 L~1.5 L/日
乏尿:400mL/日
無尿:100mL以下/日
多尿:2500mL以上/日
感覚的に「尿の量が減った?行く回数が減った?」と感じることはあっても、具体的に尿量を測定することは日常生活では難しいです。
その代わりに体重を測定することで体液量の貯留を数値として見ることができます。
通常、体重が2~3kg増えると、まず、足首のくるぶし付近からむくみ始めます。
さらに体重が5kg以上増えると、むくみは全身にひろがっていきます。
短期間で急激な体重増加の場合は他の症状が出ていなくても受診をお勧めします。

「病気がみえる(vol.3) 糖尿病・代謝・内分泌」はこちら↓↓

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。

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