
こんにちは♡
看護師ねふなです
病院勤務復職に向け
知識整理をしました
ステントグラフト術
合併症脊髄虚血を
お伝えします

ステントグラフト術合併症脊髄虚血

胸腹部大動脈手術の一種
ステントグラフト術
稀ではありますが
重篤な合併症である
脊髄虚血について
まとめています

1.脊髄虚血

脊髄虚血
脊髄に血液を供給する動脈が
閉塞・遮断されることで
酸素・栄養が不足し
一過性または永続的な
運動麻痺や
感覚障害をきたす
発生頻度
0.5~8%
胸腹部大動脈瘤への
ステント留置で高リスク
遅発性対麻痺
術直後麻痺がなくても
時間が経過した後に
対麻痺が発症すること
発症時期:術後 21 時間
最長では術後 27 日
発生率は:2.7%
リスク要因
アダムキービッツ動脈や
前脊髄動脈の血流遮断
広範囲にわたる
ステントグラフ留置
特に胸部下行大動脈から
腹部大動脈
両側の腸骨内動脈
塞栓または遮断
側副血行路の遮断
再灌流障害、低血圧
症状
下肢の運動麻痺
感覚障害
排尿・排便要害
2.脊髄虚血の診断・予防と治療

診断
臨床症状により診断する
MRI:脊髄の虚血領域確認
予防
1.術前の動脈評価
CT、MRIにてアダム
キュービッツ動脈の走行を同定
2.腸骨内動脈や肋間動脈の温存
3.術中の血圧管理
平均動脈圧を保つ
(>90mmHg)
4.脊髄ドレナージ(CSFD)
CSFドレナージ
スパイナルドレナージ
5.段階的なステント留置
6.術後の神経モニタリング
治療
脊髄ドレナージの導入
血圧上昇による
脊髄灌流圧の確保
酸素化の改善
対処療法
(リハビリテーションなど)
ステロイド療法
(有効性は不確実)
CSFDが入っていない
患者遅発性に発症した場合
MAP > 90mmHg
SCPP(=MAP‐CSFP)
>80mmHg
C.I. > 3.0L/min/m2
Hb > 10g/dl
SpO2 > 98%
PaCO2>35mmHg
CSFD 挿入禁忌がないことを
確認し凝固異常を
補正後に留置する
CSFD 右房から 6 cm
に設定(その後、30ml>2hr)

関連記事はこちら

「病気がみえる(vol.2) 循環器」はこちら↓↓
前回記事はこちら

看護師復職に向けて
知識整理をしました
ステントグラフト術
合併症脊髄虚血を
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看護師ブログ:ねふなHappy
ワークライフバランスは
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
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