看護情報・看護知識:採血検査生化学検査

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看護プチ情報看護知識:採血検査項目

採血検査生化学検査

約10年看護師として勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります

今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います。

その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
看護知識:採血検査項目の生化学検査について記載しています。

採血検査

採血検査では多岐にわたり様々なデーターを徴取することができます。
今回は採血検査の中でも一般的である生化学検査、血球検査、凝固検査を中心に説明していきます。
このページは生化学検査を説明していきます。
※外注検査ではなく入院施設のある医療機関であれば即日結果の出る検査
また、採血は看護師が実施する検査の中でも患者様への侵襲がある検査でもあります。

生化学検査

血液中の血漿成分を測定する検査です。
ナトリウムやカリウムなどの電解質、肝機能、腎機能、炎症反応を示唆するCRPなど
さまざまな臓器の評価ができます。

肝機能評価における生化学検査

肝臓は生体内物質代謝の中心であり、種々の物質を合成・分解しています。肝臓の合成能力、代謝能力、分泌能力を測定できます。
合成・分解のために多くの酵素が必要で、肝障害により血中に逸脱・遊出したり、作成
できない、また胆汁がうっ滞することにより、逆流して上昇し、検査値に反映されます。
検査項目:TP(総蛋白)、アルブミン、A/G比、TBill(総ビリルビン)
AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、chE、γGT、LAP、蛋白分画など
①逸脱・遊出する酵素(AST[GOT]、ALT[GPT]、LDH)は肝細胞障害を反映する
②胆汁中に排泄される酵素(ALP、γ-GT)やビリルビンは胆汁うっ滞の指標となる
③肝で合成されている酵素(ChE、LCAT)蛋白合成能を反映する

腎機能評価における生化学検査

血液中の成分を分析することで、腎臓の機能を調べることができます。
検査項目:血中尿素窒素(BUN)、クレアチニン、尿酸、クレアチニン・クリアランスなど

BUN(尿素窒素):尿素に含まれる窒素成分を表し、腎機能の評価
Cr(クレアチニン):筋肉中のクレアチンの代謝産物で、腎機能の評価
eGFR(推算糸球体濾過量):老廃物を尿に排泄する腎臓の能力を示す
Na(ナトリウム):浸透圧の調節や酸塩基平衡の調節などに関与
K(カリウム):神経、筋肉、心筋の興奮性などに関与
Cl(クロール):ナトリウムと供に、水分平衡、浸透圧の調節、酸塩基平衡の調節に関与
Ca(カルシウム):骨や歯の成分ですが、筋肉や神経の興奮性、血液の凝固などにも関与
P(リン):骨や歯の成分で、その異常は骨代謝異常や内分泌疾患が疑われる

生化学検査イメージ・看護師ブログ

糖尿病における生化学検査

血糖および血糖に関連する物質、血中の血糖調節を行う物質を測定し糖尿病の病態の把握
検査項目:血糖、ヘモグロビンA1c、グリコアルブミン、インスリン、Cペプチド
1.5-アンヒドログルシトール(1.5AG)などがあります。

脂質からわかる事

生化学検査の脂質からどのようなことが予測されるか?
①肝臓における生合成、胆道からの排泄、腸管からの吸収がなされているか
②食物からの摂取に過不足がないかどうか
検査項目:総コレステロール、HDL―コレステロール、LDL―コレステロール
中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質など
総コレステロール:血液中に含まれる全てのコレステロールを測定した総量
中性脂肪:体内にエネルギーを貯蔵する役割を担っており、ブドウ糖の不足を補う形で利用される
LDL-コレステロール:肝臓に蓄えられたコレステロールを全身へ運ぶはたらきがあり
増えすぎると血管壁にたまって動脈硬化を引き起ことがある
悪玉コレステロールと呼ばれている
HDL-コレステロール:余分なコレステロールを全身から回収し動脈硬化を進行させない働きがある
善玉コレステロールと呼ばれている

心、肝、腎疾患、糖尿病の指標となるほかに、生活習慣病健康診断のルーチン検査として測定する検査

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