経皮的心肺補助装置:PCPS管理
現役看護師がネフローゼ症候群発症し、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。その一つとして、今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプットしています。補助循環PCPSの管理について記載しています。
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は補助循環
PCPSの回路について
お伝えします
経皮的心肺補助装置
経皮的心肺補助装置(percutaneous cardiopulmonary support:PCPS)
遠心ポンプと膜型人工肺を用いた閉鎖回路の人工心肺装置により、大腿動静脈経由で心肺補助を行う方法
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PCPS装置・回路の仕組み
PCPS装置・回路の仕組み
遠心ポンプと膜型人工肺を用いた閉鎖回路から成り、太い静脈に挿入されたカニューレから脱血、膜型人工肺で血液を酸素化し、太い動脈に挿入したカニューレから送血することで循環流量を補助します。
PCPS装置の構成
脱血カニューレ
大腿静脈に留置される
送血カニューレ
大腿動脈に留置される
駆動装置(駆動コントローラー)
遠心ポンプを駆動させるための装置、回転数が設定できます。
流量計(フローセンサー)が付いており、回路内を通る血液流量が表示されます。
回路圧の測定、回路内の気泡や温度変化を検知できる機種、冷温水槽や酸素ブレンダーが一体となっているものもあります。
冷温水槽
回路に血液を出すことで血液温が低下するため、加温した水を人工肺に流し込み血液を温めます。
冷温水槽の温度をコントロールし、血液温を管理できるため、低体温療法における体温調整にも対応できます。
酸素ブレンダー(ガスブレンダー)
空気に酸素を混ぜて、膜型人工肺に送り込む装置
遠心ポンプ
羽根車があり、それが高速回転することで中心部が真空状態となり血液が引き込まれ、遠心力によって血液が押し出されます。
血液は落差によっても流れ込むため、脱血部より低い位置に設置されます。
膜型人工肺
生体肺で行われているガス交換を代行
膜型人工肺は、中が空洞となっている中空糸が束ねられています。
中空糸の表面は目には見えない孔が開いており、空洞の中を酸素ブレンダーから送り込まれたガスが通り、中空糸の外側を血液が通り、ガス交換が行われます。
回路
送脱血回路と膜型人工肺と遠心ポンプが別々のものや一体のもの、抗血栓のためコーティングがされたものなど、様々あります。
PCPS人工心肺装置以外の付属機器
人工心肺装置以外の付属機器
自己血回収装置
体外循環開始前後の出血を回収して赤血球を洗浄する
冷温水供給装置
人工肺の熱交換器へ冷水と温水を流す
その他
膜型人工肺の結露防止のための温風加温装置
血液パラメーターモニター
ACT測定装置
回路内圧力センサーなど
緊急停止時に使用する手動ハンドル、回路をクランプするための鉗子の準備も必要です。
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は補助循環
PCPSの回路について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
3つのポイントで知るPCPS
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現役看護師がネフローゼ症候群発症、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
又、異業種約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
自分の経験や、初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えし少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思います。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。