PCPS管理・経皮的心肺補助装置

こんにちは
看護師ねふなです
復職に向けて
知識整理をしました
今回は補助循環
PCPSをお伝えします
経皮的心肺補助装置

経皮的心肺補助装置
(percutaneous cardiopulmonary support:PCPS)
遠心ポンプと膜型人工肺を
用いた閉鎖回路の
人工心肺装置により
大腿動静脈経由で心肺補助を行う方法

PCPSミキシングゾーン

ミキシングゾーン
大腿動脈から送血した場合
血液は逆行性となり
心臓へ戻るような流れになります
患者の肺で酸素化をした
血液を送り出す流れと
PCPSで酸素化された
血液が交わる
ミキシングされる部分です
ミキシングゾーンは患者の
心臓から駆出される量や
PCPSの流量によって変化します
右手側はPCPSの影響を
受けにくく患者の心臓の
動きが反映されます
動脈ラインは右橈骨動脈に
挿入しSpO2モニターも
右手に装着します
PCPSを装着している間は
患者自身の肺で酸素化を
十分に行う必要がないため
人工呼吸器の設定値は
下げることが多いです
自己肺の機能が低下すると
患者自身の心臓から送り
出される血液は十分に
酸素化しないことがあります
自己の心拍出と大腿動脈から
逆行性に送られる血液とが
混ざる位置によって
酸素化が不十分な血液が
脳へ灌流されます
経皮的酸素飽和度を右手で
測定し脳へ流れ込む
血液が適切に酸素化されて
いるかを評価します
PCPS管理

PCPS管理
補助流量
2.0~3.0L/分以上
平均動脈圧
60mmHg以上(尿量が確保できる)
混合静脈血酸素飽和度
(mixed venous oxygen saturation:SvO2)
60~70%以上
活性化凝固時間
(acceleratedcoagulationtime:ACT)
200~250秒に管理
(ヘパリンの持続注入によりコントロール)
カテーテルの屈曲・抜去予防
カテーテル屈曲・抜去は
生命にかかわる重大な
トラブルとなるため
カテーテル管理は重要なケア
PCPS装着患者の体位変換や
更衣時はカテーテルの屈曲や
位置の変化が生じやすく
医師や臨床工学技士などの
他職種と協同し安全に
実施する必要があります

PCPS管理観察

観察
全身状態・合併症の発症部位
機器など
回路の血液色
脱血回路の血液色と
比較し送血回路の血液は
鮮血色を呈します
血液の酸素化は血液色の
確認によってある程度
評価できます
二酸化炭素の除去効果は
血液色に反映しないため
注意が必要です
脱血側は静脈血・送血側は
酸素化された血液が
流れる為比較すると
血液色は異なります
脱血側・送血側の血液色が
同じ場合はガス交換が
行われていない可能性があり
異常音の確認
異常音がある場合は
膜部分の血栓形成を疑います
脱血側の血栓は回路の
目詰まりに送血側の血栓は
患者の塞栓症につながります
脱血回路
つぶれ・ふるえは
循環血液量不足のサイン
末梢循環
血行障害による虚血の有無
両足背をマーキングし
動脈触知と足趾の色調
温度の左右差
※絶対安静の場合でも
十分な人員を配置し
患者を持ち上げ背部を
観察するなど全身の観察に努めます

PCPS合併症の予防・早期発見

合併症の予防・早期発見
出血
抗凝固薬の投与やPCPS回路の
挿入による凝固異常により
PCPS挿入部だけでなく
中心静脈カテーテル挿入部や
口腔内などさまざまな
部位に生じます
出血部位を確認し止血を図り
循環動態変動の有無を確認し
早期に対処する必要があります
下肢の循環障害
大腿動脈へのカテーテル挿入に
より下肢の虚血は生じる
可能性があります
下肢の皮膚色や冷感の有無
足背動脈や内踝動脈を触診
またはドプラーで確認します
靴下や電気毛布などで
保温に努めます
電気毛布の使用では
低音やけどに注意します
固定部のスキントラブル
PCPS装着患者は全身の浮腫を
生じていることが多く
カテーテルの圧迫やテープ固定に
よるスキントラブルを
生じやすくなっています
テープ固定部を観察し直接皮膚に
触れて圧迫されることが
ないよう固定方法や
皮膚保護材の調整を行い
スキントラブルを予防します
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前回記事はこちら

復職に向けて
知識整理をしました
今回は補助循環
PCPSをお伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指し奮闘する
日々を綴っています
異業種約10年働き再び
看護師復帰をした経験もあります
自分の経験や初めて入院にまで
至ったネフローゼ症候群について
入院の経緯・療養生活の不安を
お伝えし同じ症状の方の
療養生活や看護や仕事の
悩みの参考になればと思います
