4つのポイントで知る心筋梗塞合併症乳頭筋断裂

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4つのポイントで知る心筋梗塞合併症乳頭筋断裂 看護
4つのポイントで知る心筋梗塞合併症乳頭筋断裂
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
急性心筋梗塞の

合併症のひとつ
乳頭筋断裂
について
4つのポイントで

お伝えします

4つのポイントで知る心筋梗塞合併症乳頭筋断裂

急性心筋梗塞にて様々な合併症の発症が引き起こされる可能性があります。
その中でも突然の発症、ショック状態により緊急手術が必要となる乳頭筋断裂について4つのポイントでまとめて記載しています。

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ポイント1:心筋梗塞合併症

機械的機能障害
心不全、心筋破裂、心室瘤、乳頭筋機能不全
急性心筋梗塞直後の機械的合併症・左室自由壁破裂・心室中隔穿孔・乳頭筋断裂乳頭筋断裂乳頭筋断裂によって急性僧帽弁閉鎖不全症が発症する可能性があります。
電気的機能障害
伝導障害、不整脈
血栓性合併症
冠動脈虚血の再発、壁在血栓
炎症性合併症
心膜炎、心筋梗塞後症候群

ポイント2:乳頭筋と僧帽弁


乳頭筋(Papillary muscle)
左心室の壁についている僧帽弁を支える筋肉群のことです。
腱索を介して房室弁(僧帽弁および三尖弁)の尖に付着し、収縮して、収縮期のこれらの弁の反転または脱出 (または心室収縮)を防ぎます。
乳頭筋は全心臓質量の約10%を占めます。
僧帽弁
僧帽弁は左房と左室の間の弁で、心臓の収縮拡張に合わせて弁が開閉しています。
その開閉は僧帽弁の力ではなく、左心室の動きによって開閉します。
左心室の壁が拡張によって外に拡がります。
乳頭筋と僧帽弁
腱索は僧帽弁の弁尖に繋がっています。
乳頭筋が外に拡がることで、腱索が引っ張られ弁尖を引っ張り、僧帽弁は開放されます。
心筋が収縮によって内に戻ると、乳頭筋、腱索、さらに弁尖が緩み、弁が閉鎖されるという仕組みになっています。
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ポイント3:心筋梗塞と乳頭筋

乳頭筋と冠状動脈
前乳頭筋
左冠動脈の前下行枝と回旋枝の2枝で栄養されている
後乳頭筋
右冠動脈あるいは回旋枝のいずれか1枝で栄養されている
乳頭筋断裂
急性心筋梗塞によって心筋が壊死してしまった場合、心筋と乳頭筋が切り離された状態
その瞬間に僧帽弁は開閉できなくなり、開放されっ放しになり、急性の僧帽弁閉鎖不全症を発症します。
乳頭筋断裂の75%の症例は下壁梗塞
前乳頭筋は前下行枝と回旋枝の2枝で栄養しているので、いずれか1本が詰まって心筋梗塞になっても、もう一方の血流が無事なら、乳頭筋断裂は起きにくいです。
後乳頭筋は右冠動脈あるいは回旋枝のいずれか1枝が栄養血管のため、そのいずれかの閉塞によって下壁が心筋梗塞になった場合には、乳頭筋断裂につながります。

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ポイント4:乳頭筋断裂

乳頭筋断裂発症時期
急性心筋梗塞発症から5日以内に起こるといわれています。
心筋梗塞発症直後に起こるのではなく、発症してから4~5日後に起こりうることが多いです。
そのため、急性心筋梗塞発症後の5日間は患者の様子に注意し観察が必要です。
乳頭筋断裂による急性僧帽弁閉鎖不全症
急激な血行動態破綻が起こり、一気にショック状態へと陥ります。
早急な診断を行い、緊急手術が必要になります。
診断には心臓エコー検査が必須となります。

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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は

急性心筋梗塞の

合併症のひとつ
乳頭筋断裂
について
4つのポイントで

お伝えしました

前回の記事も

ごらんくださいね♡

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えして、少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思っています。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。
また、異業種を約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
看護師以外の方へも仕事の悩みや日々をHappyに過ごす参考に少しでもなればと思っています。

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