こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
脂質異常症の治療薬
について
お伝えします
脂質異常症治療薬
脂質異常症は自覚症状も乏しく、放置していると、血管の動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な病気が引き起こされることもあります。
そんな、脂質異常症の治療薬についてまとめています。
「病気がみえる(vol.3) 糖尿病・代謝・内分泌」はこちら↓↓
1.脂質異常症の治療
脂質異常症の治療
食事療法・運動療法
薬物療法
血液中の脂質の値を適切な範囲に、長期にわたり保つことが重要です。
薬物療法の結果、検査値が良くなっても、自己判断で服用中止は厳禁です。
2.コレステロール値を下げる薬剤
スタチン系製剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
(メバロチン、リポバス、リバロ、リピトール、クレストール、ローコール)
肝臓でコレステロールが合成されることを抑制します。
肝臓にあるコレステロールが不足し、不足分を補おうと血液中のコレステロールが肝臓に取り込まれ、血液中のコレステロールが減少します。
動脈硬化を予防する効果が認められています。
主な副作用
横紋筋融解症、腹痛や吐き気などの胃腸症状と肝機能障害
まれに、腎臓疾患患者や高齢者に、ふくらはぎに筋肉痛
陰イオン交換樹脂(レジン)製剤
(クエストラン、コレバイン)
コレステロールを体外へ排泄する働きを促進します。
胆汁酸と結合して胆汁酸の排出を促し、肝臓のコレステロールが減り、減った分を補填するために血液中のコレステロールが肝臓に取り込まれ、血液中のコレステロールが減少します。
主な副作用
便秘、硬便、軟便、腸閉塞便秘、腹部膨満、食欲不振、吐き気、軟便など
小腸コレステロールトランスポーター阻害剤
(ゼチーア)
小腸でコレステロール吸収を阻害し、血中コレステロールを低下させます。
スタチン系製剤との併用で、高い効果を期待できます。
副作用:便秘、横紋筋融解症
3.コレステロール値と中性脂肪値を下げる薬剤
ニコチン酸誘導体製剤
肝臓での中性脂肪・リポタンパク質の合成を抑制し、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を低下させる作用とともに、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす作用があります。
(ユベラN)
副作用:便秘、下痢、胃部不快感、発疹など
( コレキサミン ペリシット)
副作用:顔の赤らみ、ほてり
「検査ポイントブック」はこちら↓↓
4.中性脂肪値を下げる薬剤
フィブラート系製剤
(ビノグラック、ベザトールSR、リポクリン、トライコア)
中性脂肪の合成を阻害します。
中性脂肪やLDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロールを増加させる作用があります。
ただし、それほど高い効果は期待できないことがあります。
スタチン系製剤や抗血栓薬(ワーファリン)、糖尿病薬と併用すると併用薬の作用を強くする可能性があるため注意が必要です。
主な副作用
腹痛、吐き気など胃腸症状
胆石や肝障害
横紋筋融解症
まれに、腎臓疾患患者や高齢者に、ふくらはぎに筋肉痛
EPA製剤
EPA(エイコサペンタエン酸)という魚の油などに含まれる成分から作られています。脂質の合成を抑制したり、血液を固まりにくくしたりする作用があります。
しかし、血液を固まりにくくする抗血栓薬(ワーファリン)などの薬剤を服用中の人が併用する場合、出血しやすくなるので注意しましょう。
(エパデール)
主な副作用
胃の不快感や吐き気
発熱、黄疸といった肝臓の副作用が疑われる症状
鼻血などの出血
(ロトリガ)
主な副作用
下痢、吐き気
発熱、黄疸といった肝臓の副作用が疑われる症状
鼻血などの出血
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。