
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識を整理中
今回は
疾患診断に重要な
造影剤検査
注意すべき
造影剤アレルギーを
5つのポイントで
お伝えします
5つのポイントで知る造影剤アレルギー

疾患診断に重要な造影剤検査があり
造影剤検査において
注意すべき合併症でもある
造影剤アレルギーについて
5つのポイントでまとめています
ポイント1:造影剤

造影剤
画像にコントラストをつけ
特定の臓器を強調し
画像診断検査の質を向上させる為
患者に投与される薬剤です
造影剤種類
ヨード系造影剤
ガドリニウム系造影剤
硫酸バリウム製剤
検査によって薬剤
投与方法が異なります

ポイント2:検査と薬剤の種類・投与方法

CT検査
ヨード系造影剤を静脈注射で投与
MRI検査
ガドリニウム系造影剤を静脈注射で投与
血管造影検査
ヨード系造影剤をカテーテルで
動脈内(一部静脈)に投与
胃や大腸の消化管造影検査
硫酸バリウム製剤を経口投与
※ヨード系造影剤と
比べガドリニウム製剤の方が
造影剤アレルギーの発生頻度は
低いとされています
ポイント3:造影剤アレルギー症状

軽度のアレルギー症状
冷汗・吐き気・嘔吐・痛
くしゃみ・熱感・紅潮
蕁麻疹・皮疹・湿疹・皮膚のかゆみ
重度のアレルギー症状
呼吸困難・血圧低下・意識障害
アナフィラキシーショックによる心停止
※アナフィラキシー様反応
呼吸に支障をきたすのどの腫れ
喘鳴・極度の低血圧・心拍数の異常など
ポイント4:造影剤アレルギーリスク因子

造影剤アレルギーリスク因子
過去に造影剤で副作用を起こしたことがある
他のアレルギー症状の既往がある
気管支喘息の既往がある
※造影剤にアレルギー反応を
起こした人には造影剤を使用しない
画像検査を行うべきです
ヨード造影剤を使用しなければ
ならない場合には
アレルギー反応を予防するために
検査前に薬剤
(ジフェンヒドラミンとコルチコステロイド)を
投与することがあります
内服
プレドニゾロン
1mg/kg(最大60mg/日)
デキサメタゾン
0.1mg/kg
静注
ヒドロコルチゾン
5 ~ 10mg/kg
プレドニゾロン
1mg/kg(最大60mg/日)
メチルプレドニゾロン
1mg/kg

ポイント5:アナフィラキシー出現時の救急処置法

造影剤使用に伴う
アナフィラキシーの救急処置
アドレナリン筋注
投与部位
大腿部中央の前外側
使用薬剤
アドレナリンは1mg/mL
投与量0.01mg/kg
最大投与量
成人:0.5mg
小児:0.3mg
改善がみられなければ
5 ~15分毎に筋注を繰り返す
ほとんどの場合1~2回で
症状の改善がみられる
アドレナリンの静脈経路投与は
心停止では必要であるが
それ以外では不整脈
高血圧などの有害作用が引き起こされる
合併症の多い患者では
アドレナリン投与の
ベネフィットと潜在的有害事象と
バランスが必要であるが
アナフィラキシー治療による
アドレナリン使用の絶対的禁忌は存在しない
アドレナリンに反応しない患者
βブロッカーを内服している場合
アドレナリンに反応しない事がある
グルカゴンを静脈投与する
投与量1~5mg
(小児20~30㎍/kg最大1mg)
ゆっくり5分程度かけて投与する
5~10分毎に1mgずつ投与を繰り返す
もしくは5~15㎍/分持続点滴静注する
※高血糖に注意を要する
患者体位:仰臥位
血圧低下があれば下肢挙上(30cm程度)とする
嘔吐している場合は顔を横に向けさせる
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前回の記事はこちら

復職に向けて
知識の整理をしました
循環器疾患診断に
重要な検査のひとつ
心臓エコー検査を
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

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看護師ブログは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指し
奮闘する日々を綴っています
初めて入院にまで至った
ネフローゼ症候群について
入院の経緯・療養生活の不安などを
お伝えして少しでも同じ症状の方の
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看護の知識もちょっとずつ
まとめてアウトプットしています
異業種を約10年働き再び
看護師復帰をした経験もあります
看護師以外の方へも仕事の悩みや
日々をHappyに過ごす参考に
少しでもなればと思っています
