6つのポイントで知る人工呼吸器合併症と呼吸器リハビリ

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6つのポイントで知る人工呼吸器合併症と呼吸リハビリテーション
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
人工呼吸器合併症と
呼吸リハビリ
について

お伝えします

6つのポイントで知る人工呼吸器合併症と呼吸器リハビリ

急性期において人工呼吸器による呼吸管理は重要です。
しかし、合併症のリスクも高くその予防のためにも呼吸リハビリはさらに重要です。
人工呼吸器合併症と呼吸器リハビリについて6つのポイントで記載しています。

マイナビ看護師

ポイント1:人工呼吸器合併症

挿管操作によるもの
咽頭、鼻粘膜などの損傷
気道確保によるもの
気管チューブの閉塞、口腔・鼻腔の組織損傷、気道粘膜損傷、人工呼吸器関連肺炎
人工換気によるもの
胃拡張、消化管障害、消化管蠕動運動低下、精神ストレス
陽圧換気によるもの
心拍出量低下、血圧低下、気胸、皮下気腫、乏尿
高濃度酸素投与によるもの
酸素中毒
挿管操作による
咽頭、鼻粘膜などの損傷
吸引によるもの
低酸素血症、気道粘膜損傷
体位変換によるもの
事故抜管、スキントラブル
抑制によるもの
無気肺、精神ストレス

呼吸の解剖生理についてはこちら

ポイント2:呼吸リハビリテーションの目的

一般的な呼吸リハビリテーションの目的
①呼吸機能障害による、労作時の呼吸困難の緩和
②呼吸困難による日常生活動作低下の改善
③気道感染などによる急性増悪の予防
人工呼吸管理中の呼吸リハビリテーションの目的
①安静臥床に伴う廃用症候群を回避し人工呼吸器離脱開始時期を遅らせない
②排痰の促進により気道クリアランスの改善
③無気肺を予防・改善して酸素化障害を改善する
④肺機能評価、運動評価
⑤せん妄予防

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ポイント3:排痰方法

排痰法
物理的な外力などを利用して気道内に貯留する分泌物の移動および排出を促進する手段である
適応
気道分泌物過剰産生と貯留によって排出障害をきたしている患者であり、多量の喀痰(目安として1日の喀痰量が30mL以上)を有する症例、咳嗽能力低下による自力での排痰困難例が中心となる
適応外
バイタルサインが不安定
創部の安静が必要
意識レベルが悪い、昏睡
大量カテコラミン使用

ポイント4:排痰手技

①呼吸介助法
スクイージング
胸郭の動きに合わせて、胸を絞る(スクイージング)ようにして呼吸を介助し痰の排出を促す
クラッピング(軽打法)
カップ状に手を丸めて胸や背中を軽くたたくことで、振動を伝え痰の移動を促す
振動法やゆすり法
呼気または吸気を促す呼吸介助法
ハフィング
呼気時に、「ハッ!」という掛け声などとともに呼気の流速を早くして、痰を喀出する
②体位排痰法
気道に存在する痰を出しやすくするため、痰の存在する肺区域が最も高くなるような体位を取って重力を利用し痰の移動、排出を促す方法
長期臥床を強いられている場合
背側の肺区域に痰が貯留することが多いので、側臥位よりやや前側に倒れた前傾側臥位を用いる
側臥位療法で改善しない場合は腹臥位療法を行う

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ポイント5:運動療法

気管挿管・人工呼吸器管理中の運動療法
鎮静レベルを浅くすれば従命動作は可能で運動療法は可能
運動強度を上げることは廃用症候群予防に効果的
中枢神経を刺激し、より覚醒させる方向、精神的安定やせん妄発症予防につながる
運動療法による身体負荷は急激なバイタルサインの不安定が生じる可能性があるため理学療法士とともに厳重に行う必要がある

ポイント6:呼吸リハビリテーションの評価

呼吸リハビリを実施し以下を評価します。
①バイタルサイン
②原疾患のコントロール
③俳痰量増加の有無
④意識レベル・せん妄の有無
⑤自発呼吸トライアル(SBT)へ移行、人工呼吸器離脱が可能か

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呼吸リハビリ
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3つのポイントから看る心不全
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
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