5つのポイントで知るステロイドと骨粗鬆症

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5つのポイントで知るステロイドと骨粗鬆症 ネフローゼ症候群
5つのポイントで知るステロイドと骨粗鬆症
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

ネフローゼ療養中に
自分の疾患にも
向き合っています。

 
今回は
ステロイド内服と
骨粗鬆症
について

お伝えします

5つのポイントで知るステロイドと骨粗鬆症

ネフローゼ症候群の治療として今も、ステロイドを内服しています。
ステロイド内服による副作用は様々ですが、その一つに骨粗鬆症があります。
グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症について、まとめました。

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1.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症
今まではステロイド性骨粗鬆症と言われていました。
グルココルチコイド(ステロイド)は炎症や免疫異常を抑える効果があり、その有益な効果の反面で様々な副作用も起こります。
中でも骨強度の低下はほぼ必発で、骨折を起こしやすくなります。
過去の服用歴であっても、骨折リスクは2.25倍に高まると報告されています。
一般的な骨粗鬆症(原発性骨粗鬆症)は閉経後の女性でよく起こります。
しかし、グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症は若くても、男性であっても起こります。
また、骨密度が保たれていても、もともとの骨折がなくても原発性骨粗鬆症に比べ骨折しやすくなります。
※原発性骨粗鬆症
骨量が低下して骨の強度が低くなる疾患です。主に閉経後の女性に多く、女性ホルモンの減少が原因と考えられています。女性ホルモンは、骨を形成する細胞の活動を促進する作用がありますが、閉経により女性ホルモンの分泌が低下すると、骨形成細胞の活動が低下して骨量が減少します。

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症
ステロイド性骨粗鬆症

2.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症特徴

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症特徴
内服開始後の骨減少率は、初めの数ヶ月で8~12%と極めて高い
骨量の減少はステロイド薬内服量に依存
プレドニゾロン換算7.5mg内服時は脊椎骨折相対危険度が5倍になる
骨密度の低下よりも骨の強度低下に伴う骨折リスクが大きい
骨密度が著しく低下していなくても骨折することがある
骨量の減少は、ステロイド内服後3~6ヵ月以内に急激に進行する
特に椎体や大腿骨頸部での進行が顕著で、閉経後骨粗鬆症に比べて進行が極めて早い
骨微細構造も低下しているので、骨量の低下が軽度でも軽い動作で骨折してしまうような脆弱性骨折を引き起こす可能性がある
BMI低値、疾患活動性、高齢、臥床、機能障害、閉経、臓器障害などの要因があると助長される

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3.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症診断

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症診断
問診
腰痛や身長低下などの脆弱性骨折の可能性を疑わせる経過の有無
胸腰椎のX線
腰椎や大腿骨頸部の骨密度の測定

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4.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症治療

治療(予防)
ステロイド内服開始後は、速やかに骨密度低下を予防し、骨折リスクを低下させるためにも早期からの治療(予防)が極めて重要になります。
ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン
3か月以上服用または服用予定の患者
すでに骨折がある
65歳以上
プレドニン換算で1日に7.5㎎以上服用している
骨密度若年成人平均の70%未満
上記何れか1項目に該当する場合は内服をすべき
3か月以上服用または服用予定の患者
50歳以上65歳未満
プレドニン換算で1日に5mg以上7.5mg未満服用している
骨密度若年成人平均の70%以上80%未満
上記のいずれか2項目を満たす場合も薬物治療が勧められる。

第1選択薬
アレンドロネート(ボナロン・フォサマック)
リセドロネート(アクトネル・ベネット)
代替薬
※第1選択薬が使用できない場合
遺伝子組み換えテリパラチド、イバンドロネート、アルファカルシドール、カルシトリオール

5.グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症生活指導

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症生活指導
生活習慣の改善
喫煙や過剰なアルコール摂取を避ける
運動や歩行習慣の励行
荷重運動、転倒予防
脊椎骨折した際の歩行時のコルセット着用など
薬剤の正しい理解
ビタミンD、カルシウムのサプリメント補充

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前回の記事はこちら

看護師ねふな
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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
ステロイド内服と
骨粗鬆症
について

お伝えしました

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ごらんくださいね♡

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。

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