輸液療法投与ルート

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輸液療法投与ルート 看護
輸液療法投与ルート
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
輸液療法の
投与ルート
について

お伝えします

輸液療法投与ルート

輸液療法はその目的によって投与ルートを選択します。
投与ルートの特性や目的、注意点についてまとめています。

1.薬剤投与

薬剤を投与する方法は注射と、経口、貼付に分かれます。
投与方法によって、吸収速度が変わります。
静脈注射>筋肉注射>皮下注射>皮内注射>経口>貼付
静脈注射
静脈内に薬剤を注入するので、血中濃度が急激に上がり、薬剤を速やかに全身に行き渡らせます。
輸液療法として活用できるのは静脈ルート、骨髄ルートです。

2.末梢静脈

末梢静脈
アプローチ部位
表在静脈は上肢も下肢も容易にアプローチでき、合併症が少ない利点があります。
関節部位は屈曲によるルート閉塞をきたすため、第一選択にはなりません。
※外傷に対する急速輸液時は除く
上肢の血管は感染リスクが低く、手の静脈は特に静脈炎のリスクが低いとされています。
末梢静脈カテーテル
翼付静脈注射針(翼状針: winged steel-needle)
プラスティックカニューレ型静脈内留置針(留置針: over-the-needle catheter)
注意点
大量輸液や輸血などが予想される場合は18G以上の太い静脈留置針を用います。
CDCガイドラインでは、感染と静脈炎の予防のため72~96時間ごとの留置部位の変更が推奨されています。

3.中心静脈

中心静脈
アプローチ部位
内頚静脈、鎖骨下静脈。大腿静脈など
目的
1.急速輸液ルート
2.循環作動薬の投与経路
3.末梢静脈から投与しがたい薬剤の投与経路
4.TPN投与
5.末梢静脈ルート確保困難
6.中心静脈圧測定
7.多くの輸液ルートを一度に確保したい場合
注意点
穿刺時は感染対策としマキシマルバリアプリコーションで行う

4.PICC

末梢挿入型中心静脈カテーテル(Peripherally Inserted Central venous Catheter:PICC)
腕から挿入する中心静脈カテーテル
アプローチ部位
尺側皮静脈、橈側皮静脈、肘正中皮静脈など
メリット
上腕からのアプローチのため、皮膚温の低さや常在菌の少なさから感染のリスクが少ない
長期間の留置が可能(数週間から数カ月)

5.CVポート

CV ポート(皮下埋め込み型中心静脈アクセスポート)
中心静脈カテーテルの一種
デバイス本体が完全に皮下に埋め込まれた中心静脈カテーテル
カテーテルを挿入する血管や、本体を埋め込む位置は、治療内容や生活スタイルによって決定
構造
直径2~3cmの円盤状のタンク
薬剤を血管内に注入するカテーテル
メリット
薬剤を投与しないときは外見上ほとんど目立たない
ポートの上から穿刺するので血管を傷めることがない

6.骨髄輸液路

骨髄輸液路
緊急時の輸液ルートとして脛骨前面に留置して使用します。
特に5歳以下の小児で有用とされています。
留置には経験と骨髄留置針(18Gで代用可)といったデバイスが必要です。
病態が落ち着いたら速やかに末梢静脈や中心静脈ルートへ切り替えます。

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看護プチ情報

前回の記事はこちら

看護師ねふな
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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
輸液療法の
投与ルート
について

お伝えしました

前回の記事も

ごらんくださいね♡

輸液療法の目的別・製剤別分類
輸液療法の目的別・製剤別分類

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群で入院した経緯や療養生活で感じた不安などを分かりやすく説明して、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています。
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています。
また、約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています。

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