
こんにちは♡
ねふなです
看護師復職に向け
知識整理です
今回はADL拡大と
LOSについて
お伝えします
4つの因子から考えるADL拡大とLOS

心拍出量を規定する前負荷
後負荷・心収縮力
心拍から考えて
ADL拡大に伴う
低心拍出量症候群を
まとめています

1.LOS

低心拍出量症候群
low cardiac output
syndrome:LOS
生命存続に最低限必要な
安静時の血液供給は
保たれているが労作時に
増加する需要にみあう
血液供給ができないため
臓器機能低下に基づく
一連の症状を呈した状態
循環機能(心拍出量)を
正常に保つのには
4つの因子の連携と
バランスが重要
一つがだめでも他で
補うことができれば
正常を保てる
4つのバランスが
崩れるとLOSに陥る
機序
心拍出量を規定する
4つの因子・心拍数・前負荷
後負荷・心収縮力が障害
心拍出量低下によって
身体の酸素消費量と
供給量のバランスが
崩れて結果・出現する
低心拍出量症候群について詳しくはこちら
2.心拍出量

心拍出量
(cardiac output:CO)
1分間に心臓から
全身に送り出される
血液の量
心拍出量=心拍数×
一回拍出量
(前負荷・後負荷・心収縮力)
年齢・体格・運動時
心疾患の有無など
さまざまな要因で変化する
一般的な成人の心拍出量
1回拍出量(約70mL)×
心拍数(約70回/分)=4900mL
人の全血液量は体重の
1/12~1/13(約8%)といわれ
体重60kgの場合
全血液量は約5L
1分間に全ての血液が
全身を循環することになる

3.心拍数

心拍数
正常値:60~80回/分
頻脈:100回/分以上
※150回/分以上になると
心拍出量が著明に低下する
4.前負荷

前負荷
収縮開始前に左室に
蓄えられる血液量
(≒循環血液量)
観察項目
新エコー所見
IVC(下大静脈径)
正常値13mm以下
径が大きい=
循環血液量が多い
呼吸性変動がない=
循環血液量がとても
多く血管が張っている
血管内脱水の有無
CVP(中心静脈圧)
尿量・出血量・輸液量
浮腫の有無
5.後負荷

後負荷
心臓が血液を駆出する時
の抵抗(≒血圧)
観察項目
末梢血管収縮の有無
(四肢冷感、チアノーゼ)
血圧
末梢の抵抗が大きいと
駆出に高い血圧が必要になる
血圧が高い=駆出の抵抗が大きい
※高血圧症の既往をチェックする
血圧について詳しくはこちら

6.収縮力

収縮力
心筋の収縮力
観察項目
新エコー所見
EF(左室駆出率)
基準値:55%以上
心筋障害の有無
心嚢液貯留の有無
スワンガンツカテーテル
モニタリング値
CI値
基準値:2.5~4.2L/分/㎡
7.ADL拡大とLOS
ADL拡大とLOS
日常生活動作拡大
⇒臥位から身体を
起こすことで下肢に
血液が下がる
→心臓へ戻る血液量の低下
=前負荷低下
⇒活動レベルが上がることで
交感神経が優位になる
→血圧上昇=後負荷増大
→不整脈誘発=心拍数変化
⇒酸素消費量増加
→心拍出量確保のため心拍数上昇
→心筋の負担増=心収縮力への影響
心拍出量低下のリスク増大

関連記事はこちら

「伸展ステージ別に理解する心不全看護」↓↓
前回記事はこちら

病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回はADL拡大と
LOSについて
お伝えしました
前回記事も
ごらんくださいね♡

最後までご覧いただき
ありがとうございます
ねふなHappy
ワークライフバランスは
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後に
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする情報を
提供できればと思っています
