こんにちは♡
看護師ねふなです
心不全による
安静慮法と弊害
について
お伝えします
心不全による安静療法と弊害
日本における死因の第1位悪性新生物(癌)に続き第2位の心疾患。
心疾患による死亡原因の41%が心不全です。
心不全に対する安静療法の必要性と安静による弊害についてまとめています。
1.心不全
心不全
様々な心臓疾患や病態が進行し心臓の予備能力に限界が生じて心臓のポンプ機能が低下
↓
心拍出量の不足によって全身組織の需要に見合っうだけの血液を供給できなくなった状態
心拍出量
1分間に心臓から拍出される血液量のこと
健常成人で安静時5L/分程度(一回拍出量60~80ml)
心拍出量が低下すると、組織に必要な酸素が供給されず、心不全や多臓器不全へ移行する
2.心拍出量を規定する因子
心拍出量を規定する4つの因子
前負荷:心臓に戻ってくる血液の量
後負荷:血圧
心収縮力:心筋の収縮力
心拍数
1つの因子の問題では代償機構が働き破綻することは稀
2つ以上の因子に問題が生じると低心拍出量症候群(LOS)やショックに陥る可能がある
3.代償機構
代償機構
心不全などで心臓のポンプ機能が低下すると、生命維持が難しくなる
心拍出量維持のため交感神経系やRAA系、2つの心臓刺激因子を働かせる
RAA系:レニン・アンジオテンシン・アルドステロン
4.心不全の治療
安静療法
心臓の負担を軽減する
腎血流量は増加し、それに伴い糸球体濾過率も増加し、利尿効果がある
食事療法
薬物療法
酸素療法
5.安静による弊害
長期の安静臥床
↓
廃用症候群
自律神経機能の低下
感覚機能の低下
筋力低下
心肺機能の低下
精神機能の低下
関節拘縮
消化管機能の低下
褥瘡発生
↓
ADL低下
転倒リスク増大
自宅退院が困難
QOLの低下
⇒ADL拡大への取り組みが重要
6.ADL拡大のための介入
ADL拡大のための介入
医師やPTと情報共有して安静度をUPする
負荷による心不全悪化に注意
リハビリ状況を確認し日常できるリハビリを考える
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
心不全による
安静慮法と弊害
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています