
こんにちは♡
ねふなです
直接経口抗凝固薬と
深部静脈血栓症を
書き込みます


直接経口抗凝固薬と深部静脈血栓症
深部静脈血栓症の治療
および再発予防において
標準治療として広く用いられる
直接経口抗凝固薬について
まとめています。


1.DOAC
直接経口抗凝固薬
DOAC:Direct Oral Anticoagulants
目的
血液を固まりにくく血栓形成を防ぐ
治療目的
脳梗塞予防(心房細動に伴う)
深部静脈血栓症・肺塞栓症の治療と再発予防
術後血栓予防(整形外科手術など)
分類と作用機序
分類 | 主な薬剤名 | 標的 | 作用機序 |
Xa因子 阻害薬 | リバーロキサバン アピキサバン エドキサバン | 第Xa因子 | 第Xa因子を直接阻害 トロンビン生成を抑制 |
トロンビン 阻害薬 | ダビガトラン | トロンビン(IIa) | トロンビンを直接阻害 フィブリン形成を抑制 |

2.DOACのメリットと注意点

DOACのメリットと注意点
メリット
ワーファリンと違い食事制限ない
定期的な血液検査が不要
効果発現が速く、使いやすい
注意点
腎機能で用量調整が必要
出血リスクがある(特に高齢者)
手術前は休薬期間の調整が必要
主な薬剤と特徴
薬剤名(商品名) | 作用点 | 特徴 |
リバーロキサバン (イグザレルト) | 第Xa因子阻害 | 食事と一緒に内服が推奨 |
アピキサバン (エリキュース) | 第Xa因子阻害 | 消化管出血リスクが 比較的低い |
エドキサバン (リクシアナ) | 第Xa因子阻害 | 1日1回の投与 |
ダビガトラン (プラザキサ) | トロンビン(IIa)阻害 | 解毒薬 イダルシズマブ あり |
ワルファリンとの違い
DOAC | ワルファリン | |
投与方法 | 固定用量で使いやすい | 用量調整が必要 (PT-INR監視) |
作用発現までの時間 | 速い(数時間以内) | 数日かかる |
食事・薬剤の影響 | 比較的少ない | 多く受ける |
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3.DVTによるDOAC治療
DOACによるDVT治療
目的
血栓の拡大防止
溶解の促進
再発予防
使用開始
診断後すぐに投与
投与期間
初回は通常3〜6ヶ月
再発リスク高い場合は長期投与
特徴
外来でも対応可能

DOACのDVT治療使用例
薬剤 | 初期投与方法 | 長期維持量 |
リバーロキサバン (イグザレルト) | 初期15mg×2回/日21日間 →20mg/日 | 通常20mg/日 |
アピキサバン (エリキュース) | 初期10mg×2回/日 7日間 →5mg×2回/日 | 低体重・高齢で2.5mg×2 |
エドキサバン (リクシアナ) | 初期にヘパリン等を併用してから開始 | 60mg/日 体重・腎機能で30mgに調整 |
ダビガトラン (プラザキサ) | 5~10日間のパリン系抗凝固薬による治療後開始 | 150mg×2/日 腎機能・出血リスクを が高い場合 110mg×2/日 |
4.看護

看護
出血兆候の観察
血尿・血便・皮下出血
内服の継続確認
自己中断防止
手術や検査前の休薬管理
腎機能の定期確認
eGFR・クレアチニン
他薬との相互作用
P-糖蛋白阻害薬など

前回記事はこちら

病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回は
直接経口抗凝固薬と
深部静脈血栓症を
お伝えしました
前回記事も
ごらんください♡


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看護師ブログ:ねふなHappy
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同じ症状の方や看護や仕事に
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約10年間異業種で働いた後
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