看護師お悩み:燃え尽き症候群

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看護師お悩み:燃え尽き症候群

看護師復帰ブログではプロフィールでもお伝えしているように約10年看護師として
勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります。
今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています。
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます
。看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方がの療養生活の参考になればと思います。
今回は看護師の悩み燃え尽き症候群について記載しています。

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燃え尽き症候群(burnout syndrome)

燃え尽き症候群(バーンアウト)は、1970年代にアメリカの精神心理学者である
ハーバート・フロイデンバーガーが提唱した概念です。
それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなってしまう状態のことをいいます。
元々は医療や福祉・教師などの対人サービス業に従事する人に多いとされてきましたが
現在ではさまざまな職種・業種に見られます。
絶え間ない過度のストレスにより発生し、うつ病の一種とも考えられています。
朝起きられない・職場に行きたくない・アルコールの量が増える・イライラが募るなどの症状がみられ、仕事が手につかなくなったり対人関係を避けるようになります。病気に対する抵抗力も低下し、人生に対して悲観的になることから、家庭生活の崩壊や最悪の場合には自殺や過労死に至ることもあります。

燃え尽き症候群例

・否定的な感情や憤り
・仕事に対する満足感・肯定感の低下
・生産性やパフォーマンスの低下
・メンタル不調による休職や離職

燃え尽き症候群症状

情緒的消耗感
・こんな仕事、もうやめたいと思うことがある。
・1日の仕事が終わると 「やっと終わった」 と感じることがある。
・出勤前、職場に出るのが嫌になって、家にいたいと思うことがある。
・仕事のために心にゆとりがなくなったと感じることがある。
・体も気持ちも疲れ果てたと思うことがある。
対人格化
・こまごまと気くばりすることが面倒に感じることがある。
・同僚の顔を見るのも嫌になることがある。
・自分の仕事がつまらなく思えて仕方のないことがある。
・同僚と話したくないと思うことがある。
・仕事の結果はどうでもよいと思うことがある。
・今の仕事は、私にとってあまり意味がないと思うことがある。
個人的達成感の低下
・我を忘れるほど仕事に熱中できない。
・この仕事は私の性分に合っていないと思う。
・仕事を終えて、充実した1日だったと思えない。
・今の仕事に、心から喜びを感じられない。
・仕事が楽しくて、知らないうちに時間がすぎたということがない。
・仕事をうまくやり終えたと思えない。

燃え尽き症候群要因

個人要因
個人の性格や特性によって、ストレスが溜まりやすい場合があります。
「完璧主義」や「がんばり屋」などの性格、「勤続年数が短く経験が浅い」といった
特性が挙げられます。
・仕事に対して強い責任感や熱意がある
・自分自身に高いパフォーマンスを期待している
・会社に仕事をサポートしてもらうことを期待している
・顧客や同僚と深い関係を築こうと努力している
・経験が少なく、ストレスに対処できない
環境要因
過度な仕事の負担は、当然ストレスに直結します。役割や仕事の内容、労働時間など
従業員をとりまくあらゆる環境がストレスの要因になりえます。
・長時間労働をしている
・厳しいノルマがある
・役割があいまいである
・周囲からのサポートが不足している
・仕事の進め方に裁量の余地がない
・仕事とプライベートのバランスが取れていない

燃え尽き症候群予防:自己防衛

予防策として、どんなに忙しくとも食事と睡眠をしっかり取って身体を休めることです。
心身が健康であってこそ、いい仕事ができるのです。
仕事とプライベートの線引きを意識的に行います。業務時間を終えたらメールや
電話は極力見ないようにし、精神的にオン・オフの切り替えをします。

燃え尽き症候群予防:組織の取り組み

スタッフの状態を把握する
・サーベイを定期的に実施し、抱えているプレッシャーや負担を定量、定性的に把握する
・ 定期的な1on1を通して、燃え尽き症候群の兆候を早期発見し、先回りして対処する
組織の心理的安全性を高める
・チームビルディングのためのワークショップやイベントを実施する
・ スタッフの精神面をサポートするためのメンターを配置する
・ ストレス対処や燃え尽き症候群への理解を深めるための研修を実施する
業務負担を調整する
・特定のスタッフに業務量や負荷が偏っていないか確認し、業務分担を再調整する
・ 不要な業務や非効率な作業がないか見直し、該当するものがあれば効率化を図る

燃え尽き症候群に陥ったら

自分自身がバーンアウトになった場合
とにかく休息する必要があります。できるなら仕事を休職し、身心を休ませます。
がんばり屋さんや完璧主義者の傾向がある人は自分を甘やかしていると感じて
しまうかもしれませんが、決してそうではありません。
今の自分に最も必要なことが休息なのだと言い聞かせて、たっぷり睡眠を取り
リラックスした生活を送ります。
感情の起伏が落ち着いてきて、心身ともにリラックスできたと感じてから
今後のキャリアについて考えれば良いのです。
その際は「仕事第一主義」になりすぎないように、自分の人生にとっての
仕事の位置付け、仕事とプライベートとのバランスの取り方について考えてみます。
職場のメンバーがバーンアウトになった場合
バーンアウトになってしまったメンバーは休職させます。
大切なのは、バーンアウトになった職場の環境要因を考え、再発防止策を打つことです。
残業過多はなかったか?無理なノルマはなかったか?メンバーの役割は明確だったか?
必要な情報が共有される仕組みは整っていたか?メンバー1人ひとりの特性や
スキルレベルに応じたケアはできていたか?といった観点で
職場環境の振り返り、対策を考える必要があります


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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群で入院した経緯や療養生活で感じた不安などを分かりやすく説明して、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています。
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています。
また、約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています。

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