看護プチ情報栄養管理プロセス

*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
クリティカルケア栄養管理 看護
クリティカルケア栄養管理

日々看護の悩みをまとめてます。
「栄養管理って重要」と思ってはいるけど、実際にどんな風に考えていったらいいか曖昧だったり、患者の栄養状態改善に根拠をもって考えたいと思っています。
今回は看護知識:クリティカルケア領域栄養管理、栄養管理のプロセスについて記載しています。

仕事選び転職サイトはこちら↓↓

クリティカルケア領域に対する栄養管理

クリティカルケア
身体機能が極めて不安定な、生命危機状態にある患者に提供される医療のこと
重症患者には様々な医療機器が装着され24時間絶え間ない観察や治療が続けられています。
栄養管理
感染予防対策や病態に応じた栄養補給案の作成などに医師だけでなく看護師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、管理栄養士も大きな役割を果たしチーム医療が重要。
患者の特性
救命・病態の安定が最優先され積極的な栄養介入が難しい
栄養消耗状態にあり、管理が不十分であると容易に栄養障害に陥る
酸素消費量や循環動態を考慮すると栄養投与が負担になる場合がある
クリティカルケアにおける栄養管理の特徴
対象となる症例の複雑な代謝動態を十分把握した上で、栄養管理を施行しなければならないことです。
クリティカルにおける栄養管理の重要性
・患者の転帰を左右する
・複雑な代謝動態を呈するためその代謝動態を把握したうえで栄養管理を行う必要がある
・侵襲を受けている患者に対する栄養管理方法のエビデンスは確立されていない
・過小なエネルギー投与による低栄養を防止しながら過剰エネルギー投与が及ぼす代謝有害事項(安静時エネルギー代謝の増加、二酸化炭素の産生増加、骨格筋蛋白の分解増加浮腫の増加など)を回避しなければならない

栄養管理のプロセス

①栄養評価
アセスメント(どのような栄養障害があるのか、栄養障害はどの程度かの診断)と
スクリーニング(栄養障害の有無の見極め)
アセスメント
・身体計測
・間接的熱量測定法
・生化学的検査値
・栄養補給の状況(栄養管理法からのアセスメント)
栄養スクリーニング
・主観的包括的栄養評価(Subjective Global Assessment:SGA)
・簡易栄養状態評価表(Mini Nutritional Assessment:MNA)
・NSR(nutritional risk screening)
②栄養計画
栄養管理方法(投与ルートの選択)と栄養投与成分計画(何をどれだけ入れるかを考える)に
大別されます。
③実施
患者の状態に合わせた、投与方法、栄養量に合わせて実施します。
④栄養アウトカム評価
投与した栄養素が生体内で利用されているか、栄養投与量や成分に過不足がないかを
評価します。

もっと詳しく知りたい方には
栄養管理の基礎から具体的症例まで「認定NSTガイドブック」はお勧め↓↓

栄養アウトカム

栄養管理中は定期的な体重測定、IN TAKE OUT PUTを行いその変化を経時的にアセスメント、評価する必要があります。
血中アルブミンは栄養状態の指標となりますが半減期が21日と長いため短期間の栄養学的なパラメーターとしては不適切です。
RTP(rapid turnover protein)と呼ばれる半減期が短い蛋白質のほうがより短期間の栄養学的パラメーターとしては適切です。
RTPにはトランスフェリン(半減期7日間)、トランスサイレチン(半減期2日)レチノール結合蛋白(半減期0.5日)があります。

仕事選び転職サイトはこちら↓↓

関連記事はこちら

看護プチ情報

もっと詳しく知りたい方には
病態別、症例別の栄養管理がわかりやすい「栄養療法ポケットブック」は↓↓

前回の記事はこちら

看護プチ情報看護知識:脳卒中急性期ケア

仕事選び転職サイトはこちら↓↓

タイトルとURLをコピーしました