
こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
スキンケア
について
お伝えします
1.皮膚の構造・機能
皮膚の構造・機能
構造
表面から表皮、真皮、皮下組織の3構造
機能
バリア機能
水分保持
病原菌の侵入や細菌の繫殖防止
機械的刺激、紫外線からの防御
知覚作用
触覚、痛覚、温覚、冷覚の感知
体温調節
熱の放出、熱損失の防止
2.スキンケアの必要性
スキンケアの必要性
スキンケア=表皮の機能を維持する
皮膚を脆弱にする要因
老化・浸軟・ドライスキン
肝不全・腎不全
皮脂の分泌機能低下
細胞分裂抑制が生じる
→皮膚の再生低下が生じ、脆弱となる
免疫・代謝機能の低下
皮膚の生理機能や組織耐久性が低下
クリティカル領域の患者のスキンケア
組織の血流低下や物理的・科学的刺激といった外的要因によって皮膚障害を発生しやすい
皮膚障害が生じると治癒しにくい
→皮膚障害を予防することも基本的なスキンケアに包括される
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3.スキンケア:汚染除去
皮膚の機能を理解し実践することが重要
皮膚表面の汚染除去
皮膚表面の汚れ
皮脂・汗・角質・尿・便・病的常在菌
洗浄剤
皮膚のpHに近い弱酸性を用いる
洗浄方法
洗浄剤を十分に泡立てる
汚れを浮き上がらせよう泡で包み込む
十分な湯(37~39℃)で洗浄する
洗浄が不可能な場合
ふき取るだけの洗浄剤を用いる
弱酸性洗浄剤
界面活性剤が乳化されたもの
皮膚洗浄クリーム
天然オイルが乳化されているもの
洗浄後の皮脂を補う
洗浄後の皮膚
皮脂膜が除去され天然保湿因子や角質細胞間脂質が流出した状態
水分が蒸発し乾燥しやすくなる
乾燥した皮膚
刺激物質が侵入しやすく、皮膚障害を発生しやすくなる
→保湿剤を塗布する必要がある

4.スキンケア:保護
外界刺激からの保護
スキントラブルの要因
化学的刺激
浸軟、消化液や排泄物など
機械的刺激
固定テープ剥離など
科学的刺激からの保護
浸軟予防
排泄物(尿、便、浸出液、消化液)の汚染
排泄物はアルカリ性や酸性で刺激が強い
撥水作用の高いオイルやクリームを使用し皮膚を被膜する
機械的刺激からの保護
テープを剥がす時
角質層も一緒に剥がされる
剥離刺激が強すぎたり、繰り返されると
表皮までも障害される
貼付材を貼付する前に、皮膚被膜剤を使用して剥離刺激から保護する
5.便失禁・下血時影響
便失禁
腸内細菌叢の乱れが生じている患者が
抗生物質を使用すると腸内細菌叢の乱れに拍車がかかる
→腸管内で水分吸収がうまく行われない
腸粘膜からの水分分泌が過多になる
⇒下痢を生じることが多い
長期間の絶食による腸管粘膜委縮
⇒下痢の要因となる
機械的刺激
便失禁で頻繁に洗浄・ふき取りによる皮脂の喪失
皮膚の浸軟
オムツ内の高温多湿環境と便付着
⇒バリア機能の低下
化学的刺激
排泄物によるアンモニアと消化酵素
高度の皮膚障害を引き起こす
予防的スキンケアがかかせない

6.便失禁・下血時のスキンケア
機械的刺激の除去
角質層を傷つけない
排泄毎の洗浄は行わない
1~2回/日の洗浄にとどめる
皮脂を落とさない
洗浄時の湯の温度は40℃前後とする
排泄物は肛門清拭剤など油分を含ませたコットンで抑えるようにふき取る
摩擦を加えない
科学的刺激の除去
皮膚の保護
排泄物を除いた後に、撥水作用の高いオイルやクリームを使用する
1~3回/日程度の排泄であれば、この方法で予防できる
軽度の発赤が生じた場合
アルカリ性を弱酸性に緩衝させる粉状皮膚保護剤を肛門周囲の皮膚に振り
その上から保護オイルや軟膏で保護する
失禁用具の使用
便失禁管理システム
肛門にシリコン製のチューブを挿入し便や消化液を回収・管理できる
対象患者
頻繁な便失禁が持続する患者
おむつ交換のたびに循環動態が大きく変動する患者
デバイスや創部の便汚染を防止したい患者
細菌による感染拡大リスクがある患者
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
スキンケア
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています


