看護過程看護診断ポイント7

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看護過程看護診断ポイント7ルール 看護
看護過程看護診断ポイント7ルール

「患者さんの問題じゃないよね」「看護診断に自身がもてない」と思いつつも日々の看護に精一杯。
看護診断ののポイントに沿ってアセスメントから理論を用いて看護診断、問題の明確化にいかしてみてください。

看護

あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。 看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。(日本看護協会より)

マイナビ看護師

看護過程

看護過程
看護師が患者へ看護を行うときに使用する、問題解決法のこと。
看護師は看護過程を展開し、患者に対しどのように看護を行うかを決定、実践します。
アセスメント・看護診断・計画・介入・評価の要素から成り立っています。
看護過程の目的
看護師が患者の置かれている状況を把握し、適切なケアを判断して実施すること。
看護過程という問題解決法を用いることで、患者に合わせた看護を提供できます。

看護診断

医師が疾患名をつけるように、看護師は患者が抱える問題に、看護診断名を付けます。
看護診断は疾患名と同様、誰もが共通した認識がもてるよう、表現の統一が重要です。
多くの施設ではNANDA-Iの看護診断が使用されています。

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看護診断ポイント1:NANDA-I

北米看護診断協会(North American Nursing Diagnosis Association)が提唱する看護診断のこと。
13領域に分類され、これら各領域ごとに診断を行います。
NANDA-I看護診断と照合する意義
エビデンスによって裏付けられた看護診断によってアセスメントの妥当性を確認できる。
アセスメントで実在型問題を明らかにした場合、NANDA-Iにおいて定義や診断指標、関連因子が当てはまる問題焦点型看護診断があれば、アセスメントの妥当性が高まる。
NANDA-I看護診断の用語がチームの共通用語となり、一貫した看護を行うことができる。
看護診断名・定義、診断指標、関連因子、危険因子という要素から、患者の目標・成果や看護計画を導くことができる。

看護診断ポイント2:13領域

①:ヘルスプロモーション
②:栄養
③:排泄と交換
④:活動/休息
⑤:知覚/認知
⑥:自己知覚
⑦:役割関係
⑧:セクシュアリティ
⑨:コーピング/ストレス耐性
⑩:生活原理
⑪:安全/防御
⑫:安楽
⑬:成長/発達

看護診断ポイント3:タイプ

実在型看護診断
個人・家族・地域社会に存在する健康状態、生活過程に対する人間の反応を記述する
リスク型看護診断
その状態を起こしやすい個人・家族・地域社会に生じることのある健康状態、生活状態に対する人間の反応を記述する
ウェルネス型看護診断
より高い状態へ促進される準備状態にある個人・家族・地域社会のウェルネスのレベルに対する人間の反応を記述する

看護診断ポイント4:5つの構成要素

診断ラベル
診断ラベルは関連のある手がかりのパターンを表現する簡潔な用語または語句。修飾語を含むこ修飾語がついていないものもある。
定義
診断ラベルの明確で正確な記述であり、その意味を的確に説明している。
類似の診断と区別する時に定義を確認し、該当するかどうかを判断する。
定義を見れば、その診断ラベルが何を意味しているのか明確に理解できる。
診断指標
実在型看護診断とウェルネス型の看護診断の証拠として挙げられる観察可能な手がかりや推論であり、看護診断には必ず診断指標が表記されている。
定義および診断名と一致した徴候や症状のこと。
特定の看護診断が存在するかどうかを考えていくプロセスで患者に観察された診断指標をチェックする。
診断指標が観察されればその看護診断が存在し、観察されなければその診断は存在しないと見なす。
関連因子
ある種のパターンに見える関係を看護診断との間に示すように見える因子のこと。
「…に先行する」「…に伴う」「…に関連した」「…の一因となる」「…を起こさせる」と記述することができる。
関連因子はどの看護診断にも表記されているわけではない。
危険因子
不健康な状態に陥りやすくする環境因子および、生理的、心理的、遺伝的、科学的要素。


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看護診断ポイント5:抽出のポイント

患者の病態、入院の目的、社会背景などの情報から、患者の全体像を俯瞰しアセスメントして看護診断を抽出します。
また、看護が介入できない問題は挙げないようにします。

看護診断ポイント6:優先順位

多くの場合、複数の看護問題が存在します。
重要な問題に絞って抽出していくことが必要です。
優先順位の決定はマズローの欲求5段階説に当てはめる方法が広く行われています。

看護診断ポイント7:マズローの欲求

人間の欲求を5段階に理論化したものです。
「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の順で欲求を満たそうという基本的な心理行動を表します。
低次の欲求が満たされなければ、高次の欲求も満たされません。看護診断も同様に、低次の欲求につながる問題ほど優先度が高いといえます。
生理的欲求:生命を維持したい
安全欲求:身の安全を守りたい
社会的欲求:他者とかかわりたい
承認欲求:他者から自分の価値を認められたい
自己実現欲求:自分の能力を発揮したい

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