ネフローゼ症候群②検査・治療

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ネフローゼ症候群について② ネフローゼ症候群
ネフローゼ症候群について②

看護師復帰ブログではプロフィールでもお伝えしているように約10年看護師として
勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります。
今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています。
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います。
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
ネフローゼ症候群を改めて調べてまとめたことをお伝えしていきます。

ネフローゼ症候群の検査①

腎生検
腎臓の組織の極一部を採取して、その組織を顕微鏡で観察する検査です。
ネフローゼ症候群の分類における原発性(一次性)を同定し治療方針が決定します。
比較的多く用いられている局所麻酔による超音波ガイド下での針生検の説明をします。
①患者様はうつ伏せになります
②背中側から超音波をあて、腎臓に針をさす位置を決定します
③皮膚の表面から痛み止めの注射を腎臓の表面まで十分に行います
④麻酔したところから生検針をさし、腎臓の表面まで針を進めます
⑤患者様は息を吸ったところで呼吸をとめその間に腎組織を採取し針を抜きます
 (1~5回程度繰り返します)
⑥終了後5~10分の圧迫止血をします
⑦終了後はあおむけとなり6~12時間のベッド上安静が必要となります

腎生検実体験

現役看護師ねふなの感想
腎生検自体は準備諸々含めても30分程度で終わり
痛みも最初の局所麻酔をされる時だけでした。

ただ、主治医から「そのあとの安静が地獄」と事前説明。
「寝てるだけでしょ」と舐めてましたがつらかった・・

出血予防のため、きっちり仰向けが必須
体幹ずれるとよくないといわれ微動だにできず

除圧って何ってぐらい圧かかりまくり
結局ナースコールと痛み止めのお世話になりました。

ここでポイント
痛みは我慢しすぎると結局取れないので早め対処がベストです

ネフローゼ症候群の検査②

採血
血液中のアルブミン値、タンパク値、コレステロールなどを定期的に
フォローしていきます。

検尿・畜尿
尿中のタンパクの量を定期的にフォローしてきます

ネフローゼ症候群検査

※現役看護師ねふなの場合、採血は1回/週、畜尿、検尿は入院後3週間は、ほぼ毎日。

ネフローゼ症候群の治療①

様々な腎疾患がネフローゼ症候群をきたすため、原因となる腎疾患が明らかな場合を除き
腎生検を行って組織を調べ、腎疾患の診断をつける必要があります。


原因となる腎疾患によって治療法は異なりますが、主にステロイド免疫抑制薬を使い
蛋白尿の減少を目指しながら、食事の塩分や水分の制限、利尿薬を使用して浮腫の管理を行います。

一次性ネフローゼ症候群の場合、腎生検の結果を待たずして、血液検査や年齢
むくみの経過からある程度、ネフローゼ症候群の原因 を推測先行的に
ステロイドパルス療法を開始することがあります。
点滴によるステロイドパルス療法が終了すると内服へ置換されます。
ステロイドによる治療効果が得られない場合は免疫抑制薬などが使用されます。

二次性ネフローゼ症候群は、原因に対する治療を行います。

ネフローゼ症候群の治療②一次性ネフローゼ症候群の治療

一次性ネフローゼ症候群の治療
●ステロイド薬:炎症を抑える 尿蛋白の減少 腎機能低下を緩和 浮腫の抑制
●免疫抑制薬 :ステロイドの効果がないステロイド抵抗性やステロイドを減量すると
        再発するステロイド依存性の場合に使用
●食事療法  :減塩 浮腫の緩和
        低蛋白食 腎臓の負担緩和
        ※以前は低蛋白血症改善のため、高蛋白食が推奨されていましたが
         摂取しても尿中に排出される、腎機能への負担が大きいことが判明
●安静療法  :安静により腎血流の増加がみられる、運動によってタンパク尿が
        増加するため安静が必要とされています。
        しかし一方で、運動制限の有効性のエビデンスはでていません。

治療中実体験     

入院翌日から利尿剤の内服は開始されているが、ほとんど反応はなし。
腎生検翌日からステロイドパルス療法(3日間)、利尿剤の注射も開始
パルス療法は短時間の点滴なので、ずっと拘束されることもなし。
ステロイドパルス療法終了後はプレドニン内服へ置換。
とは言え劇的に症状や検査所見が改善されることはなく、待って待って
2週間ぐらいから急激に自覚症状も改善。
反応ない時はつらかったけど「しばらくかかるよ」と声に励まされました!

療養生活については今後別記事に詳細に上げる予定です!

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ネフローゼ症候群の診察イメージ

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群で入院した経緯や療養生活で感じた不安などを分かりやすく説明して、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています。
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています。
また、約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています。

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