
こんにちは♡
ねふなです
今回は
ネフローゼ症候群の
検査と治療を
お伝えします

ネフローゼ症候群②検査・治療
ネフローゼ症候群の検査
腎生検・採血・検尿
治療・ステロイド療法の経過を
実体験のもとに説明しています
1.ネフローゼ症候群の検査
腎生検
腎臓の組織の極一部を採取し
その組織を顕微鏡で観察する検査
ネフローゼ症候群の分類における
原発性(一次性)を同定し
治療方針が決定します。
超音波ガイド下での針生検
1.患者はうつ伏せになる
2.背中側から超音波をあて
腎臓に針をさす位置を決定する
3.皮膚の表面から痛み止めの注射を
腎臓の表面まで十分に行う
4.麻酔したところから生検針をさし
腎臓の表面まで針を進める
5.患者は息を吸ったところで呼吸を
とめその間に腎組織を採取し
針を抜く
(1~5回程度繰り返す)
6.終了後5~10分の圧迫止血
7.終了後はあおむけとなり
6~12時間のベッド上安静が必要
2.腎生検実体験
現役看護師ねふなの感想
腎生検自体は準備諸々含めても
30分程度で終わり
痛みも最初の局所麻酔をされる時だけ
ただ、主治医から
「そのあとの安静が地獄」と事前説明。
「寝てるだけでしょ」と舐めてましたがつらかった・・
出血予防のため、きっちり仰向けが必須
体幹ずれるとよくないといわれ微動だに
できず
除圧って何ってぐらい圧かかりまくり
結局ナースコールと痛み止めのお世話になりました。
ここでポイント
痛みは我慢しすぎると結局取れないので早め対処がベストです
3.ネフローゼ症候群の検査
採血
アルブミン値、タンパク値
コレステロールなど
検尿・畜尿
尿中のタンパクの量

※現役看護師ねふなの場合
採血は1回/週
畜尿、検尿は入院後3週間ほぼ毎日。
4.ネフローゼ症候群の治療
様々な腎疾患がネフローゼ症候群を
きたすため、原因となる腎疾患が
明らかな場合を除き腎生検を行って
組織を調べ、診断をつける必要がある
原因となる腎疾患により治療法は異なる
主にステロイドや免疫抑制薬を使い
蛋白尿の減少を目指しながら
食事の塩分や水分の制限
利尿薬を使用して浮腫の管理を行う
一次性ネフローゼ症候群の場合
腎生検の結果を待たずして
血液検査や年齢、むくみの経過から
ある程度、ネフローゼ症候群の原因 を
推測先行的にステロイドパルス療法を
開始することがある
点滴によるステロイドパルス療法が
終了すると内服へ置換される
ステロイドによる治療効果が
得られない場合は
免疫抑制薬などが使用される
二次性ネフローゼ症候群
原因に対する治療を行う
5.一次性ネフローゼ症候群の治療
一次性ネフローゼ症候群の治療
ステロイド薬
炎症を抑える 尿蛋白の減少
腎機能低下を緩和 浮腫の抑制
免疫抑制薬
ステロイドの効果がない
抵抗性や減量すると再発する
ステロイド依存性の場合に使用
食事療法
減塩 浮腫の緩和
低蛋白食 腎臓の負担緩和
※以前は低蛋白血症改善のため
高蛋白食が推奨されていましたが
摂取しても尿中に排出される
腎機能への負担が大きいことが判明
安静療法
安静により腎血流の増加がみられる
運動によってタンパク尿が増加する
ため安静が必要とされている
しかし一方で、運動制限の有効性の
エビデンスはでていない
6.治療中実体験
入院翌日から利尿剤の内服は開始
⇒ほとんど反応はなし。
腎生検翌日から
ステロイドパルス療法(3日間)
利尿剤の注射も開始
パルス療法は短時間の点滴なので
ずっと拘束されることもなし。
ステロイドパルス療法終了後は
プレドニン内服へ置換。
とは言え劇的に症状や検査所見が
改善されることはなく
待って待って2週間ぐらいから
急激に自覚症状も改善。
反応ない時はつらかったけど
「しばらくかかるよ」との
声に励まされました!
療養生活については今後別記事に
詳細に上げる予定です!
関連記事はこちら

前回の記事はこちら

今回は
ネフローゼ症候群の
検査と治療を
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
最後までご覧いただき
ありがとうございます
ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています
