こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理を
しています
今回は
腎臓の
尿生成プロセス
について
お伝えします
腎臓の尿生成プロセス
腎臓は老廃物の排出や尿の生成など様々な働きがあり
今回は、腎臓の尿生成プロセスについてまとめています
1.腎臓
腎臓は血液から不必要な物質をろ過し
それらを排泄するために尿を産生
尿生成には以下の3つの主なステップがあります
① 糸球体濾過
②再吸収
③分泌
こうしたプロセスにより、確実に老廃物と過剰な水だけが体から除去されます。
2.尿生成
尿生成
血液は酸素や栄養素を組織に運ぶとともに
老廃物や毒素も受け取り循環しています
全身をめぐって汚れた血液はやがて腎臓を通ります
腎臓では血液から老廃物や毒素を濾過して取り除ききれいに浄化します
また余分な水分なども一緒に取り除き
腎臓で取り除かれた老廃物や毒素・余分な
水分などは、尿として体外に排泄されます
腎臓が一日に濾過する血液の量は150Lと
いわれており大型のドラム缶1本分に相当します
尿を作ることは腎臓の主要な仕事の一つです
この機能が低下すると体中に老廃物や毒素が
蓄積してしまうことになります
尿生成とネフロン
腎臓で尿を作っているのはネフロンという構造です
ネフロン
腎臓の最小単位の構造物であり腎臓1個に約100万個あります
毛細血管が詰まった糸球体と呼ばれる組織から始まり
糸球体は、ボーマン嚢という袋に包まれています
糸球体に血液が送られ糸球体濾過機能により
毛細血管からボーマン嚢に水分がにじみ出ます
これが尿の元(原尿)となり
次に原尿は尿細管という細い管に流れていきます
尿細管
原尿から塩分やたんぱく質など必要な物質を
選び出し、約99%を再吸収します
最終的に残りの1%が不要な老廃物を含んだ
水分である尿として、体外へ排出します
3.尿生成プロセス糸球体濾過
糸球体濾過
左右それぞれの腎臓はネフロンと呼ばれている
100万以上の小さい構造を含みます
ネフロンには血液から水と他の物質を
濾過する役割がある糸球体が存在します
カップ様の構造物、糸球体曩(ボーマン嚢)に
囲まれている毛細管のネットワークです
糸球体を通して血液が流れ・ろ過膜を通り
毛細管から嚢に水と溶質を押し出します
この糸球体濾過が尿生成過程の始まりになります
糸球体はいるものといらないものの
区別ではなく物質の大小だけで判断します
いわば目の大きなザルのようなもので
ザルの目より小さいものは通り抜け
大きいものは通り抜けられない仕組みになっています
赤血球や白血球といった細胞・分子の大きな
蛋白質は濾過されず血漿の中に残ります
反対に水分やグルコース・アミノ酸・電解質などは
ザルの目をくぐり抜け原尿となり糸球体嚢から離れてネフロンへと流れます
4.尿プロセス2再吸収
再吸収
尿細管が原尿に含まれる物質の中から
必要なものを選別し再吸収しています
再吸収によって血液中に栄養分と水が戻ります
糸球体は、血流から水と小さい溶質を濾過します
結果として生じる濾過液は老廃物を含むほか
体が必要とする物質(必須イオン、ブドウ糖、アミノ酸)
および、小さいタンパク質も含みます
濾過液が糸球体を出るとネフロンで
尿細管と呼ばれる管内に流入します
尿細管を移動するにつれて必要な物質と
一部の水は管壁を通して隣接した毛細管に再吸収されます
濾過液から生命維持に必要な栄養分が吸収される
この再吸収は、尿生成の2番目のステップです
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5.尿生成プロセス3分泌
分泌
尿細管が血液中に残ったままになっている
ゴミを尿細管へ引き込む働きのことです
血液から老廃物イオンと水素イオンが
分泌されて尿の生成が完了します
糸球体で吸収された濾過液は尿細管の中を
流れ栄養分と水が毛細管に再吸収されます
同時に老廃物イオンと水素イオンが
毛細管を通って尿細管に移動します
このプロセスのことを分泌と呼び
分泌されたイオンは残りの濾過液と一緒になり尿になります
尿はネフロン小管から集合尿細管へ流出し
その後、腎盂を通り腎臓を出て尿管に入り膀胱まで下って行きます
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