
こんにちは♡
看護師ねふなです
血液透析のシャント
カテーテル管理を
お伝えします
血液透析のシャント・カテーテル管理
体内から血液を取り出し
透析・濾過・吸着など
様々な方法を用いて
血液中の有害物質や
不要な物質を取り除き
再び血液を体内に戻す
血液浄化療法
血液透析患者の看護
シャント
(バスキュラーアクセス)
管理についてまとめました


1.バスキュラーアクセス

バスキュラーアクセス
血液透析において患者と
透析装置の間で血液循環を
するため患者側に
設けられる仕組み
バスキュラーアクセス種類
1.内シャント自家動静脈瘻(AVF)
2.人工血管を用いた動静脈瘻(AVG)
動静脈瘻はシャントと
呼ばれる動脈と静脈を
つなぎ合わせた血管
3.上腕動脈表在化
4.留置型カテーテル
(短期型、長期型)
2.内シャントの管理と観察

内シャントの種類
1.自家動静脈瘻(AVF)
2.人工血管を用いた動静脈瘻(AVG)
内シャント
動脈と静脈を直接つなぎ
バイパス路を作成します。
そのつなぐ血管によって
種類が異なります。
自己血管内シャント
(arterio venous fistula:AVF)
自身の血管でつなぐもの
感染に伴う合併症を
引き起こすリスクが低く
第一選択で推奨される
人工血管内シャント
(arterio venous graft:AVG)
人工的に作成した
血管でつないだもの
適切な静脈が表在になく
自身の血管の使用が
不可能な場合
人工血管を用いて
シャントを作成する
人工物を留置するため
AVFと比較し血栓形成や
感染症を引き起こすリスクが高い
内シャントの観察
シャント音の聴取
シャント音
動脈血が流れる時の血流音
通常の動脈血管に聴診器を
当てても拍動は感じても
血流音は聞こえません
シャントは動脈血を
静脈血管に流し込むため
通常は低圧の静脈に
高圧の血液が流れることで
音が発生し逆流防止弁に
血液がぶつかる音が生じます
シャント音の聴取
正常音・低音の連続音
ザーザー
異常音
狭窄音・高音
ヒューヒュー
拍動音・低音の断続音
ザ ザ ザ
※異常音の原因は
シャントの狭窄
狭窄の悪化・狭窄音<拍動音
進行すればシャント閉塞に繋がる
3.内シャント側の腕への注意

内シャント側の腕への禁忌
血圧測定・採血禁止
体の下にして寝ない
たたいたり
ぶつけたりしない
重いものを持たない
(鞄などをぶらさげない)
腕時計をしない
注意が必要な理由
シャント血管の圧迫に
よりシャント血流が妨げられる
圧迫によるシャントの
破損・血流停滞による
閉塞の可能性
破損・閉塞してしまうと
新たにシャントの
増設手術が必要となります
4.バスキュラーアクセスカテ―テルの管理

緊急的に透析が必要と
なった場合バスキュラー
アクセスカテーテルを用います
カテ―テル感染のリスクが
高いため不要となれば
速やかに除去する
CDCガイドライン
カテーテル関連感染予防の
ためには定期的にカテーテル
交換することは行わない
カテーテルの3週間程度以上の
留置期間が予想される場合は
カフ付きのカテーテルの使用が好ましい
※カフ付きのカテーテル
カフ部材が生体組織と
一体化することで血管内へ
細菌侵入を防止する機能がある

関連記事はこちら

「カテーテル透析パーフェクトマネジメント」は↓↓
前回記事

復職に向けて
知識整理をしました
今回は血液透析の
シャントカテーテル
管理について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡

最後までご覧いただき
ありがとうございます
このブログは現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする
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