こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
心臓カテーテル
冠動脈造影検査の
撮影方向と評価分類
お伝えします
冠動脈造影検査の撮影方向と評価分類
急性心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患を理解し看護に生かしていくためにも、所見や、造影記録の理解も重要です。
冠動脈造影検査の主な撮影方向と映し出される冠動脈や評価分類もまとめています。
1.心臓カテーテル撮影方向
撮影方向を合わらず言葉
左右方向
右から撮影:RAO
左から撮影:LAO
正面から撮影:AP(又はPA)
頭尾方向
頭側から撮影:CRA(Cranial)
足側から撮影:CAU(Caudal)
2.左冠動脈撮影方向
左冠動脈
RAO (RAO 30°)
左主幹部、前下行枝と回旋枝の近位部、対角枝(近位部除く)全体像と中隔枝の観察に適する
RAO CAU(RAO 30°CAU30°)
前下行枝本幹、特に近位部と、回旋枝全体の観察に適している
RAO CRA(RAO 30°CRA30°)
LADを真横から観察できる
CAU(CAU40°)
前下行枝の近位部、回旋枝全体の観察に適している
CRA(CRA40°)
前下行枝の近位部~中間部、対角枝との分岐部と対角枝全体の観察に適している
LAO CRA(LAO 50°CRA30°)
前下行枝近位部~中間部、対角枝の分岐部と対角枝全体の観察に適している
回旋枝の中間部や分岐部が観察可能
LAO CAU(LAO30~45°CAU30~45°)
spider viewともいわれる
左主幹部、左前下行枝及び回旋枝の分岐の観察に適している
3.右冠動脈撮影方向
右冠動脈
LAO(LAO50°)
右冠動脈全体と房室結節枝、洞結節枝の観察に適している
LAO CRA(LAO30°CRA30°)
遠位部、後下行枝や後側壁枝の観察に適している
RAO(RAO 30°)
冠動脈全体(起始部と#3を除く)と円錐枝、右室枝の観察に適する
左前下行枝への側副血行路の観察も可能
4.AHA狭窄度分類とFFR
AHA狭窄度分類
スケール動脈造影をして、その病変の映り具合によって術者が判断する
正常:狭窄を認めない
25%:1~25%
50%:26~50%
75%:51~75%
90%:76~90%
99%:91~99%
100%:完全狭窄
冠血流予備量比 (Fractional Flow Reserve:FFR)
冠動脈内に狭窄病変があるとき、どのくらい血流が阻害されているかを推測する指標
心臓カテーテル検査による狭窄度からPCIの必要性を判断する
冠動脈狭窄病変の近位部(Pa)と遠位部(Pd)の冠動脈内の圧を測定することで算出
FFR=PD÷Pa
通常FFRが0.75以下の場合は治療をおこなう
5.TIMI分類とRentrop分類
TIMI分類
冠動脈造影検査において、冠動脈の血流を評価するためのスケール
grade0(no perfusion)
病変部より末梢へは造影されない(完全閉塞)
grade1(penetration without perfusion)
造影剤は病変部を通過する際停滞がみられる
病変部末梢が完全には造影されない
grade2(partial perfusion)
造影剤が病変部を通過して末梢まで造影はされる
しかし末梢への造影剤の流れ、末梢からの造影剤の消失速度が他の分枝と比較し遅い
grade3(complete perfusion)
造影剤は末梢まで遅延なく抽出される(正常)
Rentrop分類
側副血行路の評価
grade0
全く認めない
grade1
側副血行路を認めるが、本幹は造営されない
grade2
本幹が一部造影される
grade3
閉塞部の近位部まで、本幹が十分造影される
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
心臓カテーテル検査
冠動脈造影検査の
撮影方向と評価分類
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
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