9つのポイントで知る自発呼吸トライアルSBT

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9つのポイントで知る自発呼吸トライアルSBT
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
自発呼吸トライアル
について

お伝えします

9つのポイントで知る自発呼吸トライアルSBT

人工呼吸器早期離脱に向けての自発呼吸トライアルについて記載しています。

ポイント1:人工呼吸器からの離脱

人工呼吸管理は原疾患を治療する上で換気を維持するために必要な管理です。
しかし、侵襲を伴うことやそれに付随する合併症、安全管理上の観点から早期離脱は人工呼吸管理にとって重要です。

ポイント2:過剰鎮静を避ける

過剰鎮静を避ける
日本呼吸療法医学会発表:人工呼吸中の鎮静のためのガイドライン
過剰鎮静には弊害があることを認識し管理をする。
自発呼吸を18~69時間停止することで呼吸筋が萎縮するデータの報告もあり、自発呼吸を温存できる鎮静レベルでの呼吸管理が推奨されている。
鎮痛を十分に行う
鎮静を基本として必要に応じ鎮痛薬を投与した群と、鎮痛を基本として必要に応じ鎮静薬を投与した群の比較によると、鎮痛を基本とした群のほうが人工呼吸期間を有意に短縮したという結果が報告されている。
鎮静薬の使用量の増大とPTSDの関連性についても報告があり、現在は鎮痛コントロールを十分にしながら適切に鎮静を行う方法が推奨されている。
鎮痛・鎮静の評価を行う
日本呼吸療法医学会推奨:人工呼吸中の鎮静のためのガイドライン
鎮静評価:Richmond Agitation-Sedation Scale(RASS)
鎮痛評価:behavioral pain scale(BPS)
鎮静の必要性や鎮静状況を適切に評価することにより、人工呼吸器装着日数やICU入室期間、入院期間の短縮が得られ、気管切開の頻度も減少する。
過剰鎮静、過小鎮静を防ぐために目標鎮静深度の明確化と共有化が必要。
スケールを用いてスタッフが客観的に評価できる方法が重要
sedation vacation
過剰鎮静を防ぐ方法として1日1回鎮静を中断し管理する方法

ポイント3:人工呼吸器ウィーニング

ウィーニング
人工呼吸器からの離脱、器械による強制換気から自発呼吸(自然呼吸、呼吸筋のトレーニング)に慣れさせる訓練、自発呼吸への移行プロセス
人工呼吸器の装着自体が、気道損傷、VAP(人工呼吸器関連肺炎)、無気肺、廃用症候群などの合併症の原因となり、装着が長期になるほど合併症のリスクは高くなります。
従って、原因疾患や症状が改善もしくはコントロールできるようになったら、できるだけ早い時期にウィーニングを開始します。

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ポイント4:ウィニング開始基準

ウィーニングの開始時期
人工呼吸器が必要とされた原因が改善・解決されたとき
例えば、心疾患が原因となって人工呼吸器を装着したのであれば、その心疾患がコントロールされていれば、またCOPDの増悪が原因であれば、その症状がコントロールできるようになったらウィーニングを検討します。
人工呼吸器からの離脱は、患者に呼吸仕事量増大をもたらします。
そのため、患者の状態がその呼吸負荷に耐えることができるかどうかを評価することも重要です。
循環動態・全身状態の安定・意識の改善・精神状態の安定が認められれば、ウィーニングの開始時期と判断します。

呼吸の解剖生理についてはこちら

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ポイント5:自発呼吸トライアル(SBT)

自発呼吸トライアル(spontaneouse breathing tarial:SBT)
とは、ウィーニングによって増大する呼吸仕事量に対応できるかを評価し、実際に抜管が可能かどうか判断するための指標となるテストです人工呼吸器からのサポートが最小限の状態(SPONT+PS)、あるいはサポートがない状態(Tピース)で患者の自発呼吸を評価する方法です。人工呼吸器から離脱する際、患者の呼吸状態を評価することが離脱の成否を決定するので、離脱することが可能かを評価することは重要です。
SBTの有用性
人工呼吸器からの離脱についてIMV群、PS群、間欠的にSBTをする群、1日1回SBTを実施する群の4群で離脱までの期間を調査した研究では、IMV群は平均5日、PS群4日、間欠的SBT群3日、1日/回SBT群3日と、SBTを施行した群で離脱期間が短かったという結果が報告され、SBTの有用性が示されています。

ポイント6:SBT開始基準

ウィーニングの開始時期が早過ぎると、呼吸不全の原因となった原疾患の悪化、呼吸状態の悪化などを起こし、再挿管という事態に陥ることになります。
そして、再挿管になると人工呼吸器装着期間が延長されるという報告がされています。
逆に、遅すぎるとVAPや気道損傷の発生率が増加します。
ウィーニング開始の前提条件を、毎日評価していくことが重要です。
①原疾患がコントロールついている
②高熱がない
③新たな感染症がない
④循環が安定し大量のカテコラミン使用がない(CI≦10)
※CI=DOA +DOB+NAD×100
⑤PEEP 5cmH2O、FiO2≦0.5まで設定が下げられている
⑥PaO2/FiO2≧200まで酸素化が改善している

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ポイント7:SBTの方法

SBTの方法
SBTは一般的に以下の理由から1日1回30~120分実施が推奨されています。
❶1日1回SBT実施と、1日複数回SBT実施を比較しても差異がない
❷呼吸筋である横隔膜は一度筋疲労を起こすと回復に24時間以上かかる
❸PSV 7cmH₂OでSBTを実施した際のSBT実施時間について、30分と120分での抜管成功の割合、48時間以内の再挿管率に差がない

ポイント8:SBT評価

①呼吸困難なし
②意識レベル清明、新たな麻痺無し、従命可能
③バイタルサイン安定
④酸素化:PaO2/FiO2>200
⑤換気:f/VT(L)<80~100
⑥胸部X線:改善or変化なし
⑦カフを抜くとリークあり
SBTを導入できないと評価した場合は、人工呼吸器設定を元に戻し翌日再度試みます。
この時原因を検索し改善を図ります。
SBTにより人工呼吸時間が短縮するとされ、また一日一回の鎮静OFFを組み合わせることで長期的な生命予後が改善することも示されています。

ポイント9:SBT実施時観察

①循環動態
ウィーニングによって患者の呼吸負荷が増大するので、酸素消費量が増加
酸素消費量増加に伴い、心拍数の増加、心拍出量が減少
バイタルサイン、心電図モニターを監視し、不整脈の出現など循環動態の変化を観察
②呼吸状態(酸素化と換気)
酸素化が適切かどうかを観察
開始基準の数値のチェックや、呼吸回数、自発呼吸、吸気力の有無など
酸素分圧、SpO2、二酸化炭素分圧
呼吸状態の観察
呼吸音を聞く、胸郭や呼吸筋の動きを見る、冷汗の有無などを確認する
頻呼吸や呼吸補助筋を使用した努力呼吸の有無
呼吸仕事量の変化を意味し、呼吸負荷が大きいことを示す

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今回は
自発呼吸トライアル
について

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。

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