こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識整理中
今回
末梢動脈疾患
をお伝えします
6つのポイントで知る末梢動脈疾患
末梢動脈疾患を6つのポイントに
まとめて記載しています
ポイント1:末梢動脈疾患
末梢動脈疾患
(peripheral artery disease:PAD)
本来冠動脈以外の末梢動脈に
病変が生じる疾患の総称
日本循環器ガイドラインでは
以下定義及び表記
冠動脈以外の末梢動脈の狭窄
閉塞性疾患をPADと定義
下肢末梢動脈疾患
(lower extremity artery disease:LEAD)
上肢閉塞性動脈疾患
(upper extremity artery disease:UEAD)
ポイント2:急性虚血
急性虚血
側副血行路の発達していない状態で
動脈が突然閉塞し動脈灌流が急速に低下する病態
血流の改善が認められない場合は
臓器不全に至る
原因
動脈塞栓症や動脈解離もしくは
内膜病変部に生じる動脈血栓症
発症部位
四肢や腹部内臓動脈など
※慢性虚血の急性増悪
慢性虚血症状のある状態で
局所の血栓形成や塞栓により
突然増悪し急性虚血症状おきる
治療のタイミングや治療方法選択に
おいて塞栓症や慢性虚血と異なる場合がある
ポイント3:慢性虚血
慢性虚血
動脈病変の緩徐な進行によって
発達する側副血行路の存在が
急性虚血との大きな違い
末梢組織において血流の需要と
供給のバランスが崩れた際に症状が出現する
間歇性跛行のように安静時は
血流が維持されるが運動時に虚血が
生じる状態や安静時にも虚血症状が
出現する重症虚血まで症状は多岐にわたる
原因
器質的な動脈病変が原因で
生じることが多く生活習慣病に
よる動脈硬化性病変がその大半
ポイント4: 動脈硬化性疾患
動脈硬化性疾患
病理学的には粥状硬化
(内膜病変)
中膜硬化
(Mönkeberg硬化)に大別される
硬化性病変にしばしば存在する
石灰化病変は臨床治療成績を
不良とする大きな要因の一つである
中膜硬化は主として糖尿病に
よって形成され下腿動脈に好発するとされている
近年膝下動脈病変における
血栓形成や足部領域の
動脈病変の臨床的意義が
着目され始めている
糖尿病性足潰瘍では足部動脈病変の
併存が創傷治癒不全
小切断率や大切断率の増加に寄与している
動脈硬化とも関連のある
末梢動脈瘤は瘤内血栓の
塞栓をきたすことで急性
もしくは慢性虚血の原因となる
ポイント5:非動脈硬化性疾患
非動脈硬化性疾患
血管炎や発生異常を含む
さまざまな病態を含んでいる
血管炎
バージャー病・高安動脈炎
膠原病関連血管炎など
遺残坐骨動脈
閉塞性病変を生じ下肢虚血の
原因となる場合や瘤が
形成され下肢への塞栓源となることがある
線維筋性異形成
(fibromuscular dysplasia)
腎動脈に生じることが多い
外的圧迫による動脈狭窄
外膜嚢腫・膝窩動脈捕捉症候群
胸郭出口症候群が挙げられる
動脈硬化性疾患に比べて若年発症が
多く動脈硬化リスクファクターのない症例が多い
急性虚血の場合
心腔内血栓や中枢側動脈病変
動脈瘤から末梢動脈への塞栓症・凝固異常症など
医原性動脈閉塞
各種カテーテル治療の際に
動脈壁の血栓・アテロームが
剥がれて塞栓症の原因となる
穿刺部の血栓症を起こす場合がある
手術での動脈損傷による虚血など
ポイント6:機能的病変
機能的病変
末梢動脈は温度などの
環境刺激・血流変化
脳からの信号によって拡張・収縮
機能的PADはこの収縮や
拡張が過度に生じて発症しする
動脈壁構造に器質的な
異常を認めないことが特徴
器質的PADに比べてその頻度は低い
原因
アクソシアニン症
交感神経失調
神経障害
薬剤
肢端紅痛症
Raynaud(レイノー)現象
振動病など
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
末梢動脈疾患を
お伝えしました
前回の記事も
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約10年間異業種で働いた後に
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