4つのポイントで知る血清クレアチニンとeGFR

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4つのポイントで知る血清クレアチニンとeGFR
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
腎機能検査の
血清クレアチニンと
eGFRについて

お伝えします

血清クレアチニン(Cr)とeGFR

採血検査データーの中で腎機能の指標として、一般的な血清クレアチニン検査
それだけでは、腎機能障害を評価できない事からeGFRにて追加評価がされています。
今回は血性クレアチニン検査とeGFRについて3つのポイントでまとめて記載しています。

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ポイント1:血清クレアチニン

血清クレアチニン(Creatinine:Cr)
クレアチニンは筋肉に含まれているタンパク質の老廃物。
尿素窒素と同様に腎臓の糸球体でろ過され尿中に排泄されますが、腎臓の機能が低下すると尿中に排泄される量が減少し、血液中にクレアチニンが溜まります。
血清クレアチニン正常値
男性1.2mg/dl以下
女性1.0mg/dl以下
※8.0mg/dl以上となると透析導入が検討されます。

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ポイント2:血清クレアチニンのウィークポイント

血清クレアチニンウィークポイント
クレアチニン値は腎臓のはたらき以外でも高くなる場合があります。
なぜなら、クレアチニンの数値は筋肉量に比例するからです。
クレアチニン値が高値になる例
運動・筋力トレーニングによる筋肉量の増大
高タンパク食の摂取により筋肉量が過剰に多い
クレアチニン値が低値になる例
過剰に痩せていて筋肉量が少ない
※一般的に、男性は女性よりも筋肉量が多いので、男性は女性よりもクレアチニンの数値が高くなります。
※若年層は高齢者よりも筋肉量が多いので、クレアチニンの 数値は高くなります。
クレアチニンの数値は筋肉の量に左右され、男女差が大きく、また腎臓の機能が半分程度まで低下しないと高い値を示さないという欠点があります。

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ポイント3:クレアチニンクリアランス

クレアチニンクリアランス
クレアチニンがどのくらい糸球体でろ過され腎臓で排泄されているかを見るための指標。
クレアチニンクリアランスの値は、糸球体が濾過する原尿の量とほぼ一致することから、糸球体濾過量を推測し、腎機能の判断することができます。
腎機能を最も正確に把握し、初期の腎機能悪化を鋭敏に捉えるという特徴があります。
腎機能が悪化すると、ろ過量が減少し、クレアチニン・クリアランス値も下がります。
また、年齢が高くなるにつれて低下します。
測定方法
1日(24時間)の尿を溜めておき、その中にどの程度クレアチニンが排泄されているかを測定し、血清クレアチニンをもとに計算します。
※2時間法:検査室で正確に2時間尿を溜める測定方法もあります。
クレアチニンクリアランス基準値
男性:90~120 mL/min
女性:80~ 110 mL/min

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ポイント4:糸球体濾過量とeGFR

eGFR(推算糸球体濾過値estimated glemerular filtration rate)
クレアチニンクリアランス検査の正確性は高いですが、24時間もしくは2時間の尿を溜める必要があり、時間もかかり、簡単にはできない検査です。
そこで、多くの人のクリアランス検査の結果を利用して作られた検査です。
血清クレアチニン値、年齢、性別から推算するもので、多くの医療施設で腎臓の機能を表す値として最も多く使用されています。
糸球体濾過量
腎臓のなかにある糸球体が1分間にどれくらいの血液を濾過して尿を作れるかを示し、腎臓の機能を表す指標となります。
eGFRの計算式
194×血清Cr-1.094×年齢-0.287(女性の場合は×0.739)
eGFR基準値
60ml/分/1.73㎡以上(健康な腎機能の場合100ml/分/1.73㎡前後)
慢性腎臓病の診断基準
1.血液検査:GFRが60ml/分/1.73㎡未満
2.尿検査:0.15g/gCr以上のタンパク尿もしくは30mg/gCr以上のアルブミン尿がある
1、2のいずれか、もしくは両方が3カ月以上続いた場合、慢性腎臓病と診断されます。

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看護師ねふな
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復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
腎機能検査の
血清クレアチニンと
eGFR
について

お伝えしました

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えして、少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思っています。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。
また、異業種を約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
看護師以外の方へも仕事の悩みや日々をHappyに過ごす参考に少しでもなればと思っています。

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