こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
脂質異常症
について
お伝えします
4つのポイントで知る脂質異常症
血液中のコレステロール値の異常は血管病変を引き起こし、動脈閉塞など、血管性疾患のもとになります。
そんな、脂質異常症について、4つのポイントにまとめています。
1.血液中の脂質
血液中の脂質
コレステロール
人の細胞膜や、消化吸収に必要な胆汁酸、ホルモンのもととなる
中性脂肪
エネルギーとして貯蔵したり、保温、外部からの衝撃緩和、内臓の固定の役割
リン脂質
細胞膜を形成する主な成分、体内で脂肪が運搬・貯蔵される際にたんぱく質と結びつける役割を担う
情報伝達にも関わる
遊離脂肪酸
脂肪組織から血液に放出され、エネルギーの源として活用される
2.脂質異常症
脂質異常症
血液中の脂質の値が基準値から外れた状態
脂質の中でも特に、悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、などの状態を示す病気のことです。
これらはいずれも、動脈硬化の促進と関連します。
LDLコレステロールは、余分なコレステロールを血管の壁に沈着させ、動脈硬化を起こしますが、HDLコレステロールは逆にその血管内にたまったコレステロールを肝臓へ戻すように働きます。
診断基準(早朝空腹時採血2012年動脈硬化ガイドラインより)
高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール 140mg/dl以上
境界域高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール 120~139mg/dl
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール 40mg/dL未満
高トリグリセライド血症 中性脂肪(TG) 150mg/dL以上
「病気がみえる(vol.3) 糖尿病・代謝・内分泌」はこちら↓↓
3.脂質異常症の原因と対策
LDLコレステロール高値
原因
飽和脂肪酸のとりすぎ
含まれる食品
肉の脂身(バラ肉、ひき肉、鶏肉の皮も含む)
バター、ラード、生クリーム
パームヤシ、カカオの油脂
インスタントラーメンなど加工食品
コレステロールのとりすぎ
含まれる食品
鶏卵の黄身、魚卵
※食事中のコレステロールは、飽和脂肪酸と比べると、影響が小さいと言われています。
対策
まず飽和脂肪酸であり、次いでコレステロールの多い食品についても摂取しすぎない
トリグリセライド(中性脂肪)の高値
要因
エネルギー量のとりすぎ、特に甘いものや酒・油もの・糖質のとりすぎ
対策
要因となる食品摂取を控え、運動や減量を行う
背の青い魚に多く含まれるn-3系(ω-3系)多価不飽和脂肪酸の摂取
HDLコレステロールの低値
要因
肥満、喫煙、運動不足
また、トリグリセライドの高値と連動することが多い
対策
運動、減量、禁煙
※飲酒は、HDLコレステロールを高くする働きはありますが、飲酒は1合からでも高血圧や肝障害を悪化させるので、HDLコレステロールを上昇させるために飲酒を勧めることはできません。
4.脂質異常症と血管障害
脂質異常症と血管障害
1.血液中にコレステロールなどの脂質が多い状態が続くと、血管壁に余分な脂が沈着し、プラーク(粥腫)が作られます。
2.余分な脂は比較的短期間で血管壁にたまるため、柔らかくて壊れやすいものですが、時間の経過とともにプラークによって血管壁が厚く硬くなります。
3.粥状動脈硬化は次第に血管の内腔が次第に狭くなります。
4.不安定なプラークが破れるとその部分を修復するため、血小板が集まり血栓ができます。
5.血栓が大きくなり、動脈を塞ぐと血液はその先に流れなくなり、血流の途絶えた組織や臓器は壊死します。
6.脳動脈が詰まれば脳梗塞、心臓の冠動脈が詰まれば心筋梗塞、下肢の動脈が詰まれば急性動脈閉塞症を発症します。
「検査ポイントブック」はこちら↓↓
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復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
脂質異常症
について
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。