8つのポイントで知る糖尿病治療薬

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8つのポイントで知る糖尿病治療薬
看護師ねふな
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こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
糖尿病の治療薬
について

お伝えします

糖尿病治療薬

生活習慣病の一種でもある糖尿病は、放置しておくと血管の糖化を起こし、 糖尿病腎症・網膜症・神経障害といった糖尿病特有の合併症に引き起こします。
2型糖尿病の治療薬についてまとめて記載しています。

「病気がみえる(vol.3) 糖尿病・代謝・内分泌」はこちら↓↓

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1.糖尿病の治療

2型糖尿病病態誘因
インスリン抵抗性の増大+インスリン分泌低下
→インスリン作用不足→食後高血糖・空腹時高血糖

糖尿病の治療
食事療法・運動療法
薬物療法:食事、運動療法で十分な血糖コントロールが図れない場合

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2.糖尿病の機序と治療薬

インスリン抵抗性の改善
ビグアナイド薬
肝臓での糖新生の抑制
チアゾリジン薬
骨格筋・肝臓でのインスリン感受性の改善
インスリン分泌促進
DPP-4阻害薬
血糖依存性のインスリン分泌促進
グルカゴン分泌抑制
スルホニル尿素薬
インスリン分泌促進
グリニド薬
即効型インスリン分泌促進(食後高血糖の改善)
糖吸収・排泄調整
α-グルコシダーゼ阻害薬
炭水化物の吸収遅延
食後高血糖の改善
SGLT2阻害薬
腎臓での再吸収阻害による尿中ブドウ糖排泄促進

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3.インスリン抵抗性の改善薬の特徴と注意点

ビグアナイド薬(メトホルミン  メトグルコ)
作用
肝臓で糖の生成を抑制し、肝臓に蓄えられているブドウ糖が血液中に放出されるのを防ぎます。
筋肉などで糖分の消費を助けたり、腸からのブドウ糖の吸収を抑えます。
注意点
脱水が生じる可能性があります。こまめな水分補給が必要です。
高齢者、心臓、肝臓、腎臓の機能低下の患者やアルコール多飲の人は意識障害をもたらす乳酸アシドーシスをきたす可能性があります。
チアゾリジン薬(ピオグリタゾン アクトス)
作用
脂肪や筋肉などでインスリンの効果を促進し、血液中のブドウ糖の利用を高めて血糖値を下げます。
注意点
体内に塩分を貯め、体重増加をきたすため、心機能が悪い場合は服用しないほういい。
骨折リスクが高まります。


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4.インスリン分泌促進薬の特徴と注意点

DPP4阻害薬
作用
DPP‐4の働きを抑えることで体内のインクレチンの働きを助けます。
DPP-4阻害薬詳しくはこちら
注意点
インスリンの分泌が悪い患者には効果が乏しいです。

スルホニル尿素薬=SU薬
(グリベンクラミド オイグルコン、ダオニール)
(グリクラジド              グリミクロン)
(グリメピリド               アマリール)

作用
膵臓のβ細胞に働いて、インスリン分泌を促進することによって血糖を下げます。
注意点
インスリンを分泌する力がないと効果が期待できません。
服用後、食事をとらないと低血糖を起こす可能性があります。
インスリン分泌が増え、ブドウ糖を効率よく利用できるようになると体重が増えることがあります。
長く使っていると効果があらわれにくくなります。

速効型インスリン分泌促進薬
(ナテグリニド        スターシス、ファスティック)
(ミチグリニド        グルファスト)
(レパグリニド        シュアポスト)

作用
膵臓に働いて、食後に素早くインスリン分泌を促進し、特に食後の血糖を下げます。
注意点
食直前(10分前以内)の服用が必要です。
食前30分前では薬の効果が先にでて低血糖の可能性があります。

5.糖吸収・排泄調整薬の特徴と注意点

αグルコシダーゼ阻害薬(αGI薬)
(アカルボース       グルコバイ)
(ボグリボース       ベイスン)
(ミグリトール       セイブル)

作用
デンプンなどの糖質を分解する酵素を阻害します。
糖質の消化・吸収を遅らせ、食後の血糖上昇をゆるやかにします。
注意点
過去にイレウス(腸閉塞)を起こした方は飲まない方が無難です。
SGLT2阻害薬
(イプラグリフロジン                   スーグラ)
(ダパグリフロジン                     フォシーガ)
(ルセオグリフロジン                  ルセフィ)
(トホグリフロジン               アプルウェイ、デベルザ)
(カナグリフロジン               カナグル)
(エンパグリフロジン           ジャディアンス)
作用
ブドウ糖を尿に排泄して血糖値を下げます。
注意点
尿に糖分が出るため、内服して1週間程度は尿の量や回数が増えます。
脱水を起こしやすいため、こまめに水分を補給が必要です。
高齢者、腎臓機能低下や、利尿剤使用中などの方は脱水、脳梗塞、血栓・塞栓症のリスクが高まります。
シックデイ時には休薬も考慮します。
※シックデイ
発熱、風邪などの感染症や下痢、腹痛などで、血糖コントロールが乱れること

6.経口血糖降下薬が効かなくなる原因

経口血糖降下薬が効かなくなる原因
食事療法、運動療法の乱れ
服薬の中断、用量の乱れ
ストレス
インスリン抵抗性の増加、体重増加、感染症、悪性疾患
肝炎、肝硬変の進展
高血糖をきたす薬剤の併用、ステロイド゙など
インスリン分泌の低下
緩徐進行型1型糖尿病、高血糖の持続による膵β細胞の疲弊、膵疾患による膵β細胞の破壊

7.経口血糖降下薬による低血糖

経口血糖降下薬による低血糖
低血糖は糖尿病の薬物療法中、最も高頻度にみられる急性合併症。
症状
血糖値が60-70mg/dl以下になると症状が出現する
冷汗、顔面蒼白、動悸、などが現れ、更に進行すると意識障害、けいれんなど
高齢になるにつれ低血糖頻度が多くなりますが、自覚症状は現れにくくなることに注意が必要です。
対処
1.血糖自己測定を行い血糖値を確認します。
2.低血糖と確認できた場合はブドウ糖(単糖)10g程度を速やかに服用します。
ブドウ糖がなければ飴玉、チョコレート、和菓子などの甘いものを口にします。
※α‐グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合には飴玉やチョコレートでは速効性が期待できません。

低血糖が起きた場合、その原因を振り返り再発防止のため生活習慣の見直しも重要です。

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。

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