こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
自分も内服している
骨粗鬆症薬
アレンドロン酸錠
について
お伝えします
骨粗鬆症薬ビスホスホネート製剤
骨粗鬆症は原発性や、グルココルチコイド誘発性がありますが、いずれも治療薬は同じものです。
今内服している、アレンドロン酸錠(ビスホスホネート製剤)についてまとめました。
グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症について詳しくはこちら
「エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン」はこちら↓↓
1.ビスホスホネート製剤
ビスホスホネート製剤(BP)
骨を壊す過程を抑えて骨量の低下を抑え、骨を強くし骨粗しょう症による骨折などへの危険性を低下させる薬
骨の中の破骨細胞に取り込まれ、破骨細胞の活性を抑制することにより骨吸収を抑えて、骨量を増やし骨を折れにくくします
作用機序
BP製剤は、ピロリン酸の類似体で、ヒドロキシアパタイトへの親和性が高く、体内に吸収されると骨表面に吸着します。
骨吸収時にBP製剤が破骨細胞に特異的に取り込まれると、ファルネシルピロリン酸(FPP)合成酵素活性を阻害し、破骨細胞のアポトーシスを誘導します。
上記機序により、BP製剤は破骨細胞による骨吸収を抑制し骨密度を増加させます。
※BP製剤による骨密度増加は初期の1~2年の増加率が大きく、その後は緩やかに増加もしくは平坦化します。
最も長期間の骨密度増加効果が示されているのはアレンドロネートと報告されています。
2.ビスホスホネート製剤種類
内服薬
錠剤・ゼリー
以下に記載する内服時の注意が必要です。
ゼリータイプは、錠剤がのみにくい方に向いています。
内服間隔は1回/日、1回/週、1回/4週などライフスタイルに合わせられます。
アレンドロン酸ナトリウム水和物
アレンドロン酸錠 フォサマック錠 ボナロン
ボナロン経口ゼリー
注射薬
投与後の飲食制限や臥床禁止などの制限がありません。
点滴
1回/4週に実施
ゆっくり投与するため、腎臓への負担が少ないです。
ボナロン点滴静注バッグ
静脈注射
1回/月に実施、投与に時間がかかりません。
ボンビバ静注1mgシリンジ
3.内服上の注意点
BP製剤は、食事やカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分などと一緒に服用すると薬剤の吸収が低下する特徴があります。
そのため、内服上の注意点がいくつかあります。
服薬量
成人は1回1錠(アレンドロン酸錠として35mg)を1週間に1回
タイミング
起床時(食事の前)
水分量
コップ1杯の水(約180mL)と一緒に服用
水以外の飲み物(カルシウム、マグネシウムなどの含量の特に高いミネラルウォーター、お茶、コーヒー、ジュース、牛乳など)で飲まない
※薬をかんだり、口の中で溶かしたりしない
内服後の注意
服用後少なくとも30分は横にならない
※座ってじっとしておく必要はなく、掃除や料理など立って動く事は大丈夫です。
服用後少なくとも30分は飲食(水は除く)や他の薬剤はさける
※飲み忘れた場合は、気付いた日の翌朝に1錠を内服し、次からは、決められた曜日の朝に内服します。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
2日連続で飲んでしまったり、同時に2錠飲んでしまった場合は、次回の服薬予定日は休薬し、次々回の服薬予定日から予定通り服用します。
4.副作用
副作用
急性期反応
発熱や筋肉痛、疲労感、骨痛などの症状を認めるもの
BP製剤の中でも注射製剤での発生頻度が比較的高いです。
経口剤でも特に初回内服時に発生することがあります。
症状は軽度で短期間で改善し、再燃も少ないです。
消化器症状
胃腸障害、食道炎などの上部消化管障害が起こることがあります。
嚥下障害や食道裂孔ヘルニアなど食道内の薬剤停滞が懸念される場合は処方を避けます。
重篤な副作用(頻度は稀)
顎骨壊死
抜歯などの侵襲的な歯科治療や局所感染により顎骨壊死を生じることがあります。
デノスマブにおいても同様に顎骨壊死を生じることがあり骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(antiresorptive agent-related osteonecrosis of the jaw:ARONJ)としてまとめられている。
非定型大腿骨骨幹部骨折(atypical femoral fracture:AFF)
BP製剤を長期使用している場合、非外傷性のAFFが発症することが報告されています。
大腿~股関節痛などの前駆症状にも注意が必要です。
5.生活上の注意点
生活上の注意
抜歯やインプラントなどの歯科治療を受ける場合には、この薬の服用を歯科医師または口腔外科医師に伝える必要があります。
口腔内の清潔を保つ必要があります。
食事などからカルシウムをとるよう心がけます。
カルシウムやビタミンDなどサプリメントを飲むときは、医師、薬剤師へ相談します。
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復職に向けて
知識の整理をしました
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アレンドロン酸錠
について
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。