
こんにちは
看護師ねふなです
病院勤務復職に向け
知識整理中です
栄養管理で
タンパク質について
お伝えします
栄養管理:タンパク質

ネフローゼ症候群になり
一時期は血清総タンパク量
3.2g/dL
(基準値6.5~8.1g/dL)へ
低下してタンパク質の
重要性をひしひしと体感
タンパク質摂取について
勉強しなおしました

1.タンパク質

タンパク質
アミノ酸が多数結合した
高分子化合物で
筋肉や臓器など体を
構成する要素として重要
炭水化物・脂質とともに
3大栄養素と呼ばれる
エネルギー源のひとつ
1gで約4kcalの
エネルギーを算出
優先的に組織や酵素
ホルモンの材料として使用
食事から摂取した
タンパク質がアミノ酸に
分解されてカラダに
吸収されると筋肉や臓器
肌・髪・爪などの材料と
して使われるほか
ホルモン・代謝酵素
免疫物質などになり
さまざまな働きをします
栄養管理の基礎から具体的症例まで
「認定NSTガイドブック」
2.タンパク質の構成

タンパク質の構成
人の体は約10万種類の
タンパク質から
構成されています
アミノ酸の種類や
配列によって違いが生じます
単純タンパク質
アミノ酸からのみつくられる
複合タンパク質
アミノ酸以外の成分も含まれる
必須アミノ酸(9種類)
体内で必要量を合成
できないため食事から
摂取する必要がある
バリン・ロイシン
イソロイシン・スレオニン
メチオニン・リジン
フェニルアラニン
トリプトファン・ヒスチジン
非必須アミノ酸(11種類)
体内で合成できる
グリシン・アラニン
グルタミン酸・グルタミン
セリン・アスパラギン酸
アスパラギン・チロシン
システイン・アルギニン
プロリン
3.体タンパク質の動的平衡状態

体タンパク質の動的平衡状態
体内のタンパク質は
合成と分解がくりかえ
されています
合成と分解のつり合いを
とるには食事からの
タンパク質摂取が必要です
体タンパク質は新しく
作られますが髪や爪が
伸びるように抜け落ちて
失われるものもあります
髪や爪のように目に
見えるものだけでなく
筋肉や臓器なども
一部は分解されて
体外へ排泄されています
失われるものを補うため
カラダを作る材料
タンパク質の摂取が必要です
4.摂取不足と過剰摂取

摂取不足
免疫機能が低下して
細菌・ウイルスへの
抵抗力が弱くなる
筋肉量の減少
筋力が低下する
皮膚の美しさや髪の
しなやかさが失われる
貧血の原因
過剰摂取
タンパク質が合成
分解を繰り返す過程での
副産物(窒素)の
体外排出のため
腎臓に負担がかかる
脂肪として
蓄えられ肥満を招く
吸収されず腸に送られた
動物性タンパク質が
腸内で悪玉菌のエサに
なり増殖を促し腸内環境の
乱れにつながる
栄養成分・一日のエネルギー必要量の算出方法についてはこちら

5.タンパク質摂取量

タンパク質摂取量
※食事摂取基準
(厚生労働省)
年齢:摂取エネルギーの
蛋白割合:タンパク質グラム
18~49歳:13~20%
65g(男性) 50g(女性)
50~64歳:14~20%
65g(男性) 50g(女性)
65歳以上・15~20%
60g(男性) 50g(女性)
※必要なタンパク質量は
体格や活動量でも変動する
個人に合わせたタンパク質の
調整が必要です
※フレイル予防
65歳以上では少なくとも
体重1kgあたり1.0g/日の
タンパク質を摂取することが
望ましいといわれています
高齢者の場合は体重を
目安にしたタンパク質
摂取も参考になります

関連記事はこちら


前回記事

今回は栄養管理
タンパク質を
おつたえしました
前回記事も
ごらんくださいね♡

ねふなHappyワーク
ライフバランス
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指し
奮闘する日々を綴っています
初めて入院にまで至った
ネフローゼ症候群について
入院の経緯・療養生活の
不安などをお伝えして
少しでも同じ症状の方の
療養生活や看護や仕事
悩みの参考になればと
思っています
看護知識も少しずつまとめて
アウトプットしています
異業種を約10年働き再び
看護師復帰をした経験もあります
看護師以外の方へも
仕事の悩みや日々をHappyに
過ごす参考に少しでも
なればと思っています
