こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理中
虚血性心疾患の
生活指導
について
お伝えします
虚血性心疾患の生活指導
虚血性心疾患
動脈硬化・高血圧・糖尿病などの
生活習慣病にが危険因子ともなります
治療後の疾患管理が再発を予防
退院後の再発予防やQOL向上の為
重要な生活指導についてまとめました
1.虚血性心疾患の危険因子
四大危険因子
高血圧・高脂血症・糖尿病・喫煙
その他危険因子
肥満・高尿酸血症・ストレス
家族歴・加齢・男性・閉経後の女性・気候
虚血性心疾患狭心症・心筋梗塞について詳しくはこちら
狭心症、心筋梗塞は再発することも多いため、生活習慣の改善が重要です
2.生活指導①
①運動
一度閉塞した血管は元には戻りませんが
少しずつ運動することにより閉塞した血管の
代わりとなる新しい血管(側副血行路)ができてきます
そのためにも運動療法は必要です
心臓の機能を見ながら負荷を増やす必要があります
②二重負荷防止
食事をとる・排便をする・入浴をする
運動をするなどの動作だけでも心臓に負荷がかかります
これらの動作をたて続けに行うと心臓に大きく負担をかけ
発作の起こりやすい状態になります。
これを二重負荷といいます。一つの動作を行った後は
30分程休んで・その後次の動作を行うようにし
二重負荷を避けます
③便通について
排便時の努責は血圧を上昇させ心臓に負担をかけます
便通をよくするために便意があるなしに関わらず時間を
決めてトイレに行く習慣をつける
朝に起きたらコップ一杯の水や牛乳を飲む
おなかのマッサージをする
繊維の多い野菜をとるなど排便習慣を整えるのが必要
効果がない場合は医師に相談し便秘の薬を処方してもらいます
3.生活指導②
④ヒートショック
気温の変化によって血圧が上下し心臓や
血管の疾患が起こることがあります
ヒートショックは冬場に暖房の効いた
リビングから脱衣所に移動し浴槽に入る時などに起こります
⑤入浴について
熱いお湯は血圧脈拍を上昇させます
入浴のお湯は、39~40℃位のぬるめにし
心臓に負荷をかけない為にも長湯をしないようにします
ヒートショック予防のためにも寒暖の差を考慮して
脱衣所も含めて風呂場を暖め入浴します
⑥嗜好品について
たばこ:動脈硬化招き心臓の血管を収縮させ
血圧を上げることもあり心臓に負担を掛けます
ので禁煙を推奨します
カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶)
心臓を興奮させる働きがあります
適量は心身をリラックスさせる働きもありますので
飲み過ぎに注意を摂取することをお勧めします
4.生活指導③
⑦食事栄養について
脂肪:肉類や乳製品などの動物性脂肪に
多く含まれている飽和脂肪酸を摂取しすぎると
血中に悪玉コレステロールが増えて動脈硬化を促進します
塩分:血中の塩分濃度が高くなると
血圧上昇に繋がり高血圧の原因になり
高血圧は様々な生活習慣病の起因となります
糖質:炭水化物などの糖質は過剰に摂取すると
血液中に中性脂肪を増やしてしまい
脂質異常症や糖尿病を引き起こす原因になります
⑧内服管理
冠動脈カテーテル治療を行うと抗血小板薬を
服用するため皮下出血や鼻出血を起こしやすくなります
薬を中断すると留置された冠動脈ステントが血栓で
詰まって心筋梗塞になる危険性があります
抗血小板薬は 決して自己中断は禁止です
また、手術・抜歯・内視鏡等のため他院で
薬の中止を指示されても必ず循環器の主治医への相談が必要です
5.生活指導④
⑨胸痛症状出現時
直ちに医師から指示されている薬剤
(ニトログリセリンなど)舌下錠を舌の下に入れてとかします
1~2分のうちで効果が現れ痛みがとまり胸が楽になります
5分してもおさまらない時はもう1錠使用します
ただし、血圧を下げる可能性があるため
1回の発作では3錠までにします
狭心症の発作が起きた時は安静が第一です
できれば静かに横になり衣服をゆるめ保温に努めます
いつどのような状況で発作が出現するかわかりません
外出するときは常に舌下錠を携帯しておきます
⑩緊急受診
次のような時にはすぐに受診をお勧めします
☆今までにないひどい痛みの時
◇薬を舌下しても30分以上痛みが続く時
☆胸の痛くなる回数が以前より増えてきた時
◇安静時にも痛みが起こる場合
受診する際には「いつ」「何をしている時に」
「どれくらいの痛みがおき」「薬の効果がどうだったか」
伝えることが大切です
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
虚血性心疾患の
生活指導
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
現役看護師がネフローゼ症候群発症し
ねふなが職場復帰を目指し奮闘する日々を綴ります
ネフローゼで入院した経緯や療養生活で
感じた不安などを分かりやすく説明して
同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています
看護の知識も少しずつまとめて紹介
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする
情報を提供できればと思っています