こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
免疫機能
について
お伝えします
免疫機能
ネフローゼ症候群罹患し、現在ステロイド薬を内服中。
その副作用として、易感染性に注意が必要です。
そこで、免疫について調べてまとめてみました。
1.免疫
免疫
人体に備わっている体内に侵入してきた異物を認識し、排除する生体防御システム
さまざまな免疫細胞が協力して細菌やウイルスなどの病原体と闘います。
その際には細胞から出るタンパク質の一種や、腸内細菌が作り出す代謝物など、多様な物質が複雑に関与しています。
免疫には攻撃・抑制・記憶の機能があります。
身体に病原体などが侵入すると、生体反応として炎症が起きます。
その炎症に対し3つの機能が作動すれば、初回こそ治癒に時間を要することもあります。
二度目は、以前の記憶から、すぐさま反応して炎症を起こすこともなく対処できるようになります。
この状態を「免疫がついた」と表現します。
感染症を引き起こす主な病原体は、細菌とウイルスの2つです。
これら病原体が身体に入ると、まず皮膚や粘膜といったバリア機能が働きます。
そこで防げなかった場合、次に働くのが免疫細胞です。
風邪を引いたときに咳をしたり、発熱したりするのは、体の中で風邪のウイルスと免疫細胞が闘いそのときに起こる炎症反応が咳や熱などの症状として現れています。
風邪やインフルエンザなどの感染症だけでなく、がん細胞などの病気にも対抗しています。
2.サイトカイン
Th1サイトカイン
細胞内寄生菌、真菌、ウイルスなどの感染症に対する免疫応答を担当しています。
細胞傷害性T細胞(CD8陽性T細胞)の活性化を促進し、感染した細胞を攻撃します。
Th2サイトカイン
アレルギー反応や寄生虫感染に対する免疫応答を調節します。
B細胞の活性化を促進し、抗体産生をサポートします。
バランスの重要性
Th1とTh2のバランスは、適切な免疫応答を維持するために必要です。
Th1優位の免疫反応が不足すると、感染症に対する免疫が低下し、日和見感染症が発症しやすくなります。
3.マクロファージ
マクロファージ
異物を貪食し抗原提示する
体内で不要となった細胞や寿命を迎えた細胞を貪食することにより死細胞を処理する能力も有する
病原微生物などの異物を貪食する際には、微生物に補体や抗体が結合することがきっかけとなる
死滅細胞を貪食する場合は、これら細胞表面に’eat me’シグナルと呼ばれる分子が露出されることがきっかけとなる
異物を貪食するだけでなく、微生物に特有の構成成分を認識するToll-like receptorにより、種々の免疫応答に必要なサイトカインなどを産生する
「感染ってよくわからない」初心者さんに伝える!感染対策“教え方”ブック すぐダウンロードできるイラストと指導ツールが99点!はこちら↓↓
4.白血球分類
好中球
顆粒球の一種
白血球全体の約45~75%を占める
強い貪食能力を持ち、細菌や真菌感染から体を守る主要な防御機構
酵素を分泌し血管壁の一部を溶かし、再び修復する機能をもっている
このため、感染源のある個所へはどこにでも到達できる
※顆粒球
細胞質内に顆粒を有する白血球
単球
白血球の成分の一種
白血球全体の3~8%を占める
感染に対する防衛の開始に重要な細胞
細菌などの異物を細胞内に取り込み消化し、抗原提示する
抗原提示をT細胞が認識し、体の防衛が開始される
単球は血管外の組織に移動すると、マクロファージと名前を変える
※抗原提示
異物の断片を自分の細胞表面上につけ、T細胞を活性化させる
リンパ球
白血球の成分の一種
B細胞、T細胞、NK細胞などに分類されます。
これらの細胞は、ウイルスなどの病原体、がん細胞などの異物を攻撃する
体内に侵入した異物を記憶し、再侵入たときに、記憶に基づき、すばやく排除する
好酸球
前駆細胞に由来する顆粒球の一種
宿主の組織に由来する異常な細胞を認識して破壊する能力(自然免疫系)も有する
好塩基球
白血球の中の顆粒球の一種
アレルギー発症に関与する IgE受容体を細胞表面に持つ
アトピー性皮膚炎の発症に重要な働きをし、またアナフィラキシーショックの原因にもなる
一方、マダニのような寄生虫感染時には吸血されている患部に現れて生体防御に貢献する
関連記事はこちら
「写真でわかる看護のための感染防止アドバンス 病院感染対策の基本・実践のポイントを徹底理解!」はこちら↓↓
前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
免疫機能
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
最後までご覧いただきありがとうございます
看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています