こんにちは♡
看護師ねふなです
冠動脈疾患の
疾患管理指導
について
お伝えします
冠動脈疾患の疾患管理指導
日本における死因の第1位悪性新生物(癌)に続き第2位の心疾患。
心疾患の41%が心不全、33%が虚血性心疾患です。
虚血性心疾患の危険因子のリスクに対する疾患管理指導をエビデンスも含めまとめています。
1.冠動脈疾患の危険因子
冠動脈疾患の危険因子
高血圧
脂質異常症
糖尿病
メタボリックシンドローム
慢性腎臓病(CKD)
喫煙
飲酒
食習慣
身体活動
心理的因子
社会的因子
2.生活習慣改善
禁煙指導
食事指導
内服指導
清潔指導
排泄指導
運動指導
症状マネージメント
合併症コントロール
ストレスコントロール
3.高血圧症
高血圧症
以下の機序で不安定狭心症や心筋梗塞の原因である易血栓性環境を高める
血管内膜損傷
血管拡張性物質の分泌低下血管収縮性物質の分泌過多
動脈硬化促進
血小板凝集
炎症性細胞などの体内への拡がりなど
肥満、糖尿病、高脂血症の合併が多い
食事・運動療法が指導の中心
運動療法による降圧機序
血漿カテコラミンの低下
亢進した交感神経活性の正常化
利尿効果
血管拡張効果などの複数因子による
体重管理により血圧低下も実現できる
高血圧患者の患者指導
減塩(7g/日未満が推奨)
野菜・果物の積極的摂取とコレステロール・飽和脂肪酸の摂取制限
適正体重の維持
アルコール制限
禁煙(ニコチンは血管収縮、血圧上昇作用がある)
運動
冬季の寒冷刺激を避ける
便秘予防
4.高脂血症
高脂血症
総コレステロール・中性脂肪 LDL、HDLの4種を測定
LDL(悪玉コレステロール)
動脈硬化発症機序における血管内膜損傷に強く関与
140mg/dLが望ましい
食事療法、運動療法が中心
運動療法
脂質代謝の改善については総コレステロールより中性脂肪のほうが改善しやすい
HDK(善玉コレステロール)の増加が認められる
3～6カ月で効果得られない場合は薬剤服用を考慮する
5.糖尿病
糖尿病
冠動脈疾患危険因子の中で最悪の因子
動脈硬化性疾患の発症だけでなく、その促進、重症化に大きな役割をはたす
他の危険因子を複数合併している場合が多い
生活指導
食事指導
運動療法
服薬指導
注射指導
その他(フットケア)
体重測定
毎日の体重測定(毎朝排尿後)は重要
短期間の体重増加は体液貯留の指標として有用
日の単位で体重が2kg以上増加するような場合は心不全の急性増悪を示唆
肥満
肥満とそれに伴う高インスリン血症、インスリン抵抗性が冠動脈疾患のリスクファクター
運動療法により改善する
生活指導
目標値の設定
食事指導
一般的に1400～1600Kcal
運動療法
脂肪細胞を燃やしてエネルギー源にするためには酸素が必要
15～20分/回の有酸素運動を週3回を目安に行う
6.うつ・不安症・不眠症
うつ・不安症・不眠症
心筋梗塞後の患者の心因特徴
はうつ症状や不安感が生じやすく不眠症にも陥りやすい
軽度のうつ状態は40～65%に見られるとの報告がある
心筋梗塞後のうつ症状のある患者の予後は他のリスクと独立して悪いことが報告されている
うつ状態とリスクの機序
服薬やリハビリテーションに対するコンプライアンスが低下する
交感神経が賦活され、心室性不整脈が出現しやすくなる
⇒心拍数変動が低下し、さらに血小板凝集能が亢進する
対策
患者のうつ状態や不安感を評価する
必要なカウンセリングを行う
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前回の記事はこちら
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
冠動脈疾患の
疾患管理指導
について
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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看護師ブログ：ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています
