
こんにちは♡
看護師ねふなです
腹腔鏡下胆嚢摘出術
をお伝えします

腹腔鏡下胆嚢摘出術

腹腔鏡下胆嚢摘出術
腹部に小さな穴を開けて
内視鏡と器具を使い
モニターを見ながら
胆嚢を摘出する手術
開腹手術より傷が小さく
術後の痛みも少ないため
早期退院が可能
1.胆嚢・胆管の働き

胆嚢
肝臓で作られた胆汁を
肝外胆管の途中で貯留
濃縮しておく貯蔵庫
胆道を介して肝臓と
十二指腸乳頭部に
つながっている
胆管
肝臓でつくられた胆汁を
十二指腸まで導く管
肝臓の中から木の枝が
幹に向かって集まるように
徐々に合流して太くなり
最後は一本となって
十二指腸に胆汁を注ぐ

2.腹腔鏡下胆嚢摘出術適応・条件
腹腔鏡下胆嚢摘出術
通称ラパ胆
laparoscopic
cholecystectomy
適応
胆嚢結石・急性胆嚢炎
胆嚢ポリープ・胆嚢腺筋腫症
腹腔鏡下胆嚢摘出術は
開腹手術と比較し
1)手術創が小さいため
痛みが少ない
2)手術時間が短いため
早期退院が可能
条件
1)異常な癒着がない
2)強い炎症がない
3)他の臓器
胆管、十二指腸など損傷しない
4)悪性腫瘍を疑わせるような
所見がないことなど
3.腹腔鏡下胆嚢摘出術法

腹腔鏡下胆嚢摘出術法
1)腹部に4ヶ所〈1cm~0.5cm〉の
穴を開け炭酸ガスで
腹部を膨らませる
2)胆嚢動脈を確認し
クリップをかけ切断
3)胆嚢管を確認し
クリップをかけ切断
4)胆嚢を取り出す
※術中胆道造影を行い
総胆管結石の有無を確認し
総胆管結石の存在が
明らかになれば
総胆管切石術を行う
4.合併症

術中合併症
心肺機能低下
腹腔鏡下手術では
視野確保のためにCO2を
使い腹腔を膨らませる
このことを気腹という
気腹により腹圧が上昇し、
静脈環流量が減少するため
心肺機能が低下する
胆道、周囲血管損傷
ポート留置や視野外で
不適切な操作が
原因となり起こる
深部静脈血栓症
気腹による腹圧が上昇し
下大静脈が圧排され
下肢静脈がうっ滞することで起こる
術後合併症 下痢
胆汁を蓄える働きをする
胆嚢を摘出してしまうので
脂肪の消化・吸収が不安定になり
便中の水分が増加し
下痢が起こりやすくなる
油分が多いものを控え
食生活に気を付ける必要がある
術後1か月で体が順応してくる

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前回記事はこちら

病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回は
腹腔鏡下胆嚢摘出術
をお伝えしました
前回記事も
ごらんくださいね♡

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ありがとうございます
看護師ブログねふな
Happyワークライフバランスは
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や仕事に
悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
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