高位側壁枝:ハイラテラル

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高位側壁枝:ハイラテラル 看護
高位側壁枝:ハイラテラル
看護師ねふな
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こんにちは♡
ねふなです

高位側壁枝
ハイラテラルを
お伝えします


高位側壁枝:ハイラテラル

バイタルサインイメージ・看護師ブログ
バイタルサインイメージ・看護師ブログ

AHAにはないのに
心臓カテーテル検査所見

よく目にする高位側壁枝
ハイラテラルについて
まとめています


1.高位側壁枝の分岐

冠状動脈
冠状動脈

高位側壁枝
左前下行枝(LAD#9)よりも
LMT側から分岐もしくは

回旋枝(LCX#12)より
LMT側エリアから伸びてくる
左室側壁を栄養する枝

LADから出る場合
→ 対角枝
(Diagonal branch)高位分枝

LCXから出る場合
→ 鋭縁枝
(Obtuse marginal branch)一部

冠動脈造影の撮影方向での見え方
LAO + Cranial
(左前斜位+頭側)

LADが左側へ走行
高位側壁枝はLAD
近位〜中部から斜め上方向

(外側)へ走る小枝として見える
対角枝の1本として
識別されることが多い

冠動脈血管造影 左冠動脈LAO CRA
基本画像
冠動脈血管造影 左冠動脈LAO CRA


RAO + Caudal
(右前斜位+尾側)

LCXがよく見える
LCXから分岐する
側壁枝(鋭縁枝)が見えやすい

冠動脈血管造影 左冠動脈RAO CAU
冠動脈血管造影 左冠動脈RAO CAU

特徴
高位側壁枝はある人と
ない人がおり冠動脈造影を
すると稀に見つかる

AHA分類で分類されている
血管ではないため
固有の番号が付いていない

高位側壁枝が明らかに
LMT付近から伸びれば

容易に認定できるが
#12もしくは#9でもない

微妙な場所から伸びてくると
高位側壁枝かは判断に迷う



2.なぜ重要?

イメージ:看護師ブログ
イメージ:看護師ブログ

高位側壁枝が重要な理由
左心室の側壁
(収縮に重要な部位)を灌流

高位側壁枝は左心室の
自由壁に血流を送る枝

左心室の側壁は
心臓の全身血流を担う
ポンプ機能に非常に重要

☆虚血や梗塞になると収縮力の低下
 →心不全のリスクにつながる

梗塞を起こすと
側壁梗塞となる

高位側壁枝が閉塞すると
側壁梗塞の原因

側壁梗塞は典型的な
前壁梗塞・下壁梗塞に

比べて見落とされやすい
しかし重症化することがある

PCI(カテーテル治療)の
戦略に影響する

主幹部(LADやLCX)に
ステントを入れる際に

高位側壁枝の分岐部を
塞ぐリスクがある

特に分岐部病変
(bifurcation lesion)では

この枝を保護するかが
治療方針に影響する

狭窄があっても見逃されがち
高位側壁枝は細い枝で
あることが多く

狭窄があっても見逃されやすい
しかし患者の症状と一致すれば
治療対象になる


3.虚血による検査所見

看護師ブログ:診療結果説明イメージ
看護師ブログ:診療結果説明イメージ

虚血による検査所見
心電図変化
高位側壁枝が灌流する
領域の虚血は心電図の

V5〜V6(I、aVL)誘導で
ST変化Q波出現として現れる

心エコー変化
左室側壁の低運動
(hypokinesis)が認められる

梗塞部位別責任冠動脈と心電図変化と心エコーこちら




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看護師ねふな
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看護師復職に向けて
知識整理をしました

今回は
高位側壁枝
ハイラテラル
について
お伝えしました

前回記事も
ごらんください

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最後までご覧いただき
ありがとうございます

ねふなHappy
ワークライフバランスは

現役看護師が
ネフローゼ症候群発症し

職場復帰を目指し
奮闘する日々を綴っています

入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を

同じ症状の方や看護や仕事に悩む方
の参考になればと思っています

約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります

看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする情報を
提供できればと思っています

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