
こんにちは♡
看護師ねふなです
鼠径ヘルニアを
お伝えします

鼠径ヘルニア

小児から高齢者まで
疾患対象となる
鼠経ヘルニアと
その主な手術
TAP法・TAPP法に
ついてまとめています
1.鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニア
腸などの腹腔内臓器が
鼠径部から皮膚の下に
飛び出してくる疾患
発生部位
鼠径部
原因
加齢:筋肉のゆるみ
先天性:腹壁の弱さ
習慣:重い物を持つ
慢性的な咳便秘
などによる腹圧の上昇
好発年齢:乳児と高齢者
(男性優位)
分類
外鼠径ヘルニア
最も多い
鼠径管の外側から腹膜が出る
成人男性に多い
内鼠径ヘルニア
鼠径管の内側から出る
小児に多い
大腿ヘルニア
鼠径靭帯の下を通る
高齢女性に多い
低頻度であるが嵌頓しやすい
2.症状・治療

症状
初期症状
立位時や腹圧時に
鼠径部の皮膚の下に
腹膜や腸の一部などが
出てきて膨らみを感じる
通常・指で押さえる
横になると
その膨らみは引っ込む
突っ張り感
不快感や違和感
内臓が引っ張られる感覚
便秘など
嵌頓
戻らなくなり
腸閉塞や壊死のリスク
→ 緊急手術が必要
治療
保存的治療は困難
TEP法
(腹腔鏡下完全腹膜外修復術)
皮膚の下からメッシュで補強する
傷が小さい、再発が少ない
TAPP法
(経腹膜的腹腔鏡手術)
腹腔内から観察しながら補強
前方アプローチ
鼠径部を切開し
メッシュで補強
3.TEP法とTAPP法
TAP法 | TAPP法 | |
アプローチ | 腹膜外 | 腹腔内 |
腸などの 臓器との接触 | なし | あり |
使用する スペース | 腹膜外 スペース | 腹腔内 |
適応外となる症例 | 下腹部手術歴 | 少ない |
手術時間 | 30~60分 | 60~120分 |
メリット | 臓器損傷 リスクが低い 術後痛みが 少なめ 早期社会復帰が可能 | 腹腔内から 直接広い視野で患部を観察できる点 両側の鼠径 ヘルニアや 再発例 癒着症例 にも対応 |
デメリット | 下腹部手術歴があると 難しい場合がある 高度な技術が必要 | 腹腔内臓器の損傷のリスク |

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病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回は鼠径ヘルニア
をお伝えしました
前回の記事も
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ありがとうございます
看護師ブログ:ねふなHappy
ワークライフバランスは
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
日常生活をHappyにする情報
提供できればと思っています
