
こんにちは♡
ねふなです
看護師復職に向け
知識整理中です
心不全の胸部X-Pを
お伝えします
心不全の胸部X-P

胸部レントゲンは
心不全の初期診断や
経過を見ていくにも
重要な検査です
1.胸部レントゲン検査

X線検査・レントゲン撮影
X線を使用する検査の中
最も一般的
低侵襲で体内の病気や
怪我を発見することができ
高い診断価値を得られる
X線の物質を通り抜ける力を
利用し人体に照射後
透過したX線を画像化する
空気などのX線が
通過しやすい部分は黒く
骨などのX線が通過しにくい
部分は白く写し出される
2.心不全の典型的所見

心不全の典型的所見
1.心拡大
(Cardiomegaly)
心胸郭比(CTR)が
50%以上を超える
特に慢性心不全ではこの所見が
初期から見られることがある
2.血管再分布
(Redistribution/Cephalization)
下肺野に多く見られる肺静脈が
上肺野にも拡大する
上位肺野の血管が太く目立ち
上肺野血管優位が見られる
これは、肺うっ血によって
肺の上部の血管が拡張し
下部の血管が
圧迫されるためおこる
3.間質性浮腫
(Interstitial Edema)
肺門部のぼやけ
肺裂に平行な短い白線
(Kerley B線)を認める
気管支周囲カッピング
(peribronchial cuffing)や
肺門部の不明瞭化も認める
4.肺胞性浮腫
(Alveolar Edema)
葉間・葉内に水分が溜まり
中心部から放射状に
バタフライウィングと様に白く濁る
5.胸水(Pleural Effusion)
多くの場合両側性
右側のみの場合もある
横隔膜の肋骨角(CP angle)が
鈍くなるまたは消失する

3.所見の覚え方
ABCDEで覚える
心不全所見

所見 | 特徴 | |
A | Alveolar edema | バットウィング状の 肺胞浮腫 |
B | Kerley B lines | 肺裂に沿った短い線状影 |
C | Cardiomegaly | CTR > 50%、心拡大 |
D | Dilated upper lobe vessels | 血管再分布/上肺野血管 太化 |
E | Effusion (pleural) | 胸水 特に両側性の ことが多い |
4.評価手順

病期とクラス分類
慢性心不全
血管再分布 →
間質浮腫 →
肺胞浮腫へ移行
急性心不全/急性肺水腫
心拡大を伴わず、即座に
肺胞性浮腫が
出現する場合もある
ARDSとの鑑別
ARDSでは心拡大や胸水を伴わず
明らかな背景疾患
(外傷・敗血症など)が前提
評価手順
撮影法はPP(PA)かAPか?
拡大影響の有無
心胸郭比の計測(CTR >50%)
上肺野 vs 下肺野の血管太さ比較
肺門部のぼやけ
Kerley B線、気管支周囲の所見
肺胞性浮腫の有無
(バタフライウィング模様)
胸水の有無、左右差


関連記事はこちら


前回記事はこちら

病院勤務復職に向け
知識整理をしました
今回は心不全の
胸部X-Pについて
お伝えしました
前回記事も
ごらんくださいね♡

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ありがとうございます
看護師ブログ:ねふなHappy
ワークライフバランスは
現役看護師が
ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や仕事に
悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や
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