輸液療法の目的としくみ

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輸液療法の目的としくみ
看護師ねふな
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こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
輸液療法の
目的としくみ
について

お伝えします

輸液療法の目的としくみ

体内の内部環境を維持するために水分・電解質・栄養などの投与や、治療のための薬剤の投与のために欠かせない輸液療法についてまとめています。

1.輸液療法の目的

輸液療法
人が生体内の恒常性を維持するためには、一定の栄養と水分・電解質の補給が必須です。
通常これらは経口摂取され、腸管より吸収し利用されます。
経口摂取が不能となった場合、必要な栄養・水分・電解質を輸液として投与し
末梢循環や臓器血流を維持する必要があります。
また、抗生物質やカテコラミンなど治療を目的とした輸液ルートの確保も必要です。
輸液療法の目的
①体液バランスの維持
②脱水・電解質・アシドーシスの補正
③出血などによる循環血液量損失の補正
④薬剤の投与経路
⑤栄養補給

2.体液分布と調整

体液分布
成人の全体液量は体重のおよそ60%
新生児・乳児は80%
高齢者では50%
細胞内液
体内における体液の分布のうち細胞内に分布するもの
体液の2/3存在しその要は体重の40%になる
細胞外液
細胞外に分布する体液で血管内と間質のもの
体液の1/3存在し、血管内と間質に1:3比率で分布している
血管から細胞へ酸素や栄養を運び、細胞から二酸化炭素や老廃物を回収する役割を担う
血圧や末梢循環に影響を及ぼす循環血液量は体重の5%です。
外部より投与された輸液は速やかにそれぞれの体液分画に分布します。
循環の維持には循環血液量の適正化が最も重要です。

3.輸液の分布のしくみ

静水圧
血管内の圧力のこと
輸液によって静水圧が高まると、血管壁を介して圧の低い間質へ水分が移動します。
浸透圧
血管壁や細胞膜と呼ばれる半透膜を介して、異なる濃度の液体が存在すると、水分や電解質が移動して同じ濃度になろうとすること。
電解質の移動は拡散による溶質の移動が作用
水分の移動は半透膜を通過しない膠質(アルブミンなど)による有効浸透圧が大きく作用
生理的食塩水の様にNa濃度が高い輸液剤は輸液量の1/4が血管内にとどまります。
5%ブドウ糖は電解質を含まないため、2/3は細胞内に、それ以外もほとんどが間質へ移行し血管内にはほとんど残りません。
血管透過圧
大手術・外傷・敗血症などでは血管内皮細胞の障害や機能低下により血管透過性が亢進し、静水圧や浸透圧によらない水分の移動が生じます。
この場合正常な体液分画以外の区画(腹水・胸水・皮下組織などのサードスペース)に水分が貯留します。
侵襲期にはサードスペースへの水分移動によって著明な脱水を生じ、末梢循環不全や臓器血流低下を来すことがあります。

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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群で入院した経緯や療養生活で感じた不安などを分かりやすく説明して、同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になるようにしています。
看護の知識も少しずつまとめて紹介しています。
また、約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります。
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています。

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