6つのポイントで知る血液の循環

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看護プチ情報:6つのポイントで知る血液の循環

看護師復帰ブログでは現役看護師がネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。その一つとして、今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプットしています。
循環器としては基本中のキホン、血液の循環を6つのポイントに絞ってまとめています。

ポイント1:循環血液量

循環血液量(体内を循環している血液量:circulatory blood volume)
一回拍出量:60~80ml
安静時拍出量:5L/1分
この血液を循環させるポンプの役割が心臓です。
ポンプ作用に影響を及ぼす因子
①大動脈の伸展性
②下肢の筋肉の収縮による静脈の圧迫
③吸気時の胸腔内圧
ポンプ作用に影響を与える因子は時に心臓のポンプを手伝い、またある時はかえって心臓に負担をかけることもあります。

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ポイント2:心臓のポンプ作用

血液は、心臓内で右心房→右心室→左心房→左心室の順に、一方通行で流れています。
逆流を防ぐために、各心房と心室の間、動脈の出口等にがあります。
この一連の血液の流れを可能にしているのが、心臓のポンプ機能です。
心筋が収縮して血液を送り出し、また、心筋が拡張して血液を心腔内に吸い込む規則的な動きをしています。
循環
血液が体内を巡って戻ってくること
心臓は収縮と拡張を繰り返して、血液を循環させる働きを担っています。
血液は酸素や栄養を各臓器に送り、二酸化炭素や老廃物を回収する働きを担っています。

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ポイント3:心機能

心臓が、一定の時間内に送り出すことができる血液の量
心拍出量(cardiac output:CO):1分間に心臓が送り出す血液量
一回拍出量(stroke volume: SV):心臓が一回の収縮で送り出す血液量
心拍数(heart rate: HR):心臓が一分間に拍動する回数
心拍出量(リットル/分)=心拍数(回/分)×一回拍出量(リットル)

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ポイント4:心拍出量を構成する因子

心収縮力:心臓が収縮する力
前負荷:心臓の入り口の圧力のことで心室に戻ってくる血液の量
後負荷:左心室の出口の抵抗のこと
末梢血管抵抗、大動脈弁狭窄、血液粘稠度、動脈の弾性、心室容積で規定される
心拍数:一定の時間内に心臓が拍動する回数
4つの因子は中枢神経系を介する神経性調節、副腎等から分泌されるカテコラミンなどによるホルモン性調節により調節されています。

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ポイント5:前負荷と後負荷

前負荷
減少:心室は空打ちになり、心拍出量は低下します。
増加:心拍出量は、ある程度まで増加します。
後負荷
増大:一時的に心拍出量減少⇒心臓の収縮力の増加、末梢血管抵抗の減少で後負荷が代償され、心拍出量は維持される⇒慢性的に負荷がかかれば、左室壁厚を増大させ、後負荷を減少させるなどの適応反応も起きる
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ポイント6:体循環と肺循環

体循環
左心室⇒大動脈⇒動脈⇒毛細血管⇒臓器組織⇒静脈⇒大静脈⇒右心房
酸素に富んだ動脈血を臓器に運び、臓器から二酸化炭素等の不要物を含んだ静脈血が心臓に戻ってきます。
肺循環
右心室から肺動脈系⇒肺胞毛細血管ネットワーク⇒肺静脈系⇒左房
肺動脈の中を二酸化炭素を多く含んだ静脈血が流れ、肺で二酸化炭素と酸素の交換が行われることにより動脈血となり、肺静脈を通って心臓へ戻ります。

体循環と肺循環

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現役看護師がネフローゼ症候群発症、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
又、異業種約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
自分の経験や、初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えし少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思います。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。

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