5つのポイントで知るサイレント・キラー高血圧症

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5つのポイントで知るサイレント・キラー高血圧症

看護師復帰ブログでは現役看護師がネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています。
その一つとして、今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプットしています。
症状はなくともじわじわ病気が進行するサイレント・キラー高血圧症について2つのポイントに絞ってまとめています。

ポイント①高血圧と高血圧症

高血圧というのは、血圧が高いという病態です。
たまたま測った血圧が高いときには「血圧が高い」と言えますが、高血圧症とは言い切れません。
高血圧症は、血圧が高すぎる状態が持続する病態です。
くり返し血圧を測っても正常より高い場合をいいます。
診察室血圧が最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上が繰り返される場合、高血圧と診断されます。
血圧についてはこちら
高血圧症をそのままにしていると、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病といった重大な病気を引き起こします。 しかし、高血圧という状態だけでは自覚症状に乏しく、一般に、病気であると認識することがなかなかできません。

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ポイント②高血圧症の症状

高血圧症に特有の症状はありません。
一般的に頭重感や頭痛、肩こりなどの症状をいわれることがありますが、高血圧症でなくても出現することがある、非特異的症状です。
そのため、高血圧症は自覚症状がなくても徐々に血管に大きなダメージを与えるため、サイレント・キラー(=沈黙の殺人者)とも言われています。

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ポイント③本態性高血圧症

本態性高血圧症
原因疾患が不明の高血圧症(高血圧症の約90%)
遺伝、喫煙や肥満、運動不足、塩分摂取過多、睡眠不足、加齢ストレスなど様々な要因が複合的に重なって発症すると考えられます。

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ポイント④二次性高血圧症

二次性高血圧症
原因疾患のわかっている高血圧症(高血圧症の約10%)
①腎実質性
慢性糸球体腎炎、慢性腎盂腎炎、嚢胞腎など
腎の実質が障害されると、腎臓の排泄機能の低下、昇圧物質(レニン)の産生亢進と降圧物質(プロスタグランジン)の産生減少により昇圧をきたす。
②腎血管性
腎動脈、腎内の動脈の狭窄
腎動脈に狭窄を来すと腎臓の血液灌流圧が低下しそれを糸球体の傍糸球体装置が感知し、レニンを分泌する。
腎動脈硬化症や線維筋性異形成、高安大動脈炎、解離性大動脈瘤などによる腎血流低下により腎臓でレニン産生が増加することで高血圧になります。
③内分泌性
原発性アルドステロン症
二次性高血圧症の原因として最も多い
副腎皮質から分泌されるホルモンであるアルドステロンは、腎臓の尿細管に作用してナトリウムや水の再吸収を促し、カリウム排泄を促進する役割がある。過剰にアルドステロンが生成されると、ナトリウムや水の再吸収から循環血液量が増加し血圧が上昇する
クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症
④血管性
大動脈狭窄
⑤脳・中枢神経性(脳幹部血管圧迫)
⑥薬剤誘発性
非ステロイド性消炎鎮痛剤(プロスタグランジン産生障害)
漢方薬に含まれる甘草(グリチルリチン)おこす偽性アルドステロン症
ステロイド、交感神経刺激薬、抗癌剤や一般薬、サプリメント、漢方、健康食品など

ポイント⑤高血圧症治療

本態性高血圧症の治療
①食事療法
肥満の是正、塩分、動物性脂肪の制限、カリウムを不足させない食事
②生活指導
規則正しい生活、ストレスの回避、適度な運動、禁煙
③降圧剤の持続的内服
二次性高血圧症の治療
原因疾患の治療

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現役看護師がネフローゼ症候群発症、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
又、異業種約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
自分の経験や、初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えし少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思います。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。

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