こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
大動脈解離の
基本と分類
について
お伝えします
4つのポイントで知る大動脈解離の基本と分類
大血管疾患、大動脈解離の基本と分類について記載しています。
「病気がみえる(vol.2) 循環器」はこちら↓↓
ポイント1:大動脈解離
大動脈
血管壁は、内膜・中膜・外膜の三層構造
血液の流れる側から内膜、中膜、外膜で構成されている
大動脈解離
大動脈血管壁が中膜のレベルで二層に剥離し、動脈の走行に沿って二腔になった状態
内膜が裂けると、その裂け目から血液が中膜に流れ込み、中膜が膨らむ
この膨らみを偽腔(解離腔)と言い、本来の血液の通り道を真腔と言う
偽腔
外側には外膜しか存在せず、血圧に負け外膜が破れ血管外に出血すると、致命的な事態を招く
血流の強い圧力に押され、血液の流れる方向に沿って、ある一定の長さに伸びてゆく
=解離が広がる
流入した血液は、流入口とは別の内膜の裂け目から、再び真腔に戻る
エントリー(流入口)
真腔から偽腔への血液の入り口
リエントリー(流出口)
偽腔から真腔への血液の戻り口
フラップ
真腔と偽腔を隔てる血管壁(内膜・中膜)
ポイント2:偽腔の種類による分類
偽腔開存型
エントリーから流入した血液がリエントリーから流出しているタイプ
偽腔の中に血流がある状態
ULP(ulcer like projection)型
エントリーから偽腔に突出する血流(ULP)は確認できるが、流入した血液はリエントリーから流出せず、ほとんどが血栓となっているタイプ
偽腔血栓閉塞型
偽腔が血栓で完全に塞がっていて、偽腔への血流がないタイプ
ポイント3:発生場所による分類
解離が起こった場所による分類
スタンフォード(Stanford)分類
予後や治療方針の決定に役立つ分類
上行大動脈に解離が及んでいるか否かによる分類
StanfordA型
上行大動脈に解離があるもの
緊急手術を要し、一般的に予後も不良
StanfordB型
上行大動脈に解離がないもの
保存的療法
ドベーキ(DeBakey)分類
解離の進展範囲とエントリーの位置により分類するもの
Ⅰ型
エントリーが上行大動脈にあり、解離が下行大動脈や腹部大動脈にまで及ぶもの
Ⅱ型
エントリーやリエントリーが、上行大動脈や弓部大動脈に納まるもの
Ⅲa型
エントリーが下行大動脈にあり、解離が横隔膜内に及ぶもの
Ⅲb型
エントリーが下行大動脈にあり、解離が横隔膜より下にまで及ぶもの
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ポイント4:病期による分類
病期による分類
超急性期
発症48時間以内のもの
急性期
発症後、2週間以内のもの
急性大動脈解離
亜急性期
発症後、3週間目から2か月以内のもの
慢性期
発症してから2か月以上経ったもの
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知識の整理をしました
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基本と分類
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同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
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