自宅療養⑦
今回はムーンフェイスとフェイスマッサージを中心に記載しています
初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について
入院の経緯をお伝えし少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます
ステロイド減量後も続くムーンフェイス
現在ステロイド30mg/日内服へ減っていますが別の投稿でも記載していますが
入院中よりムーンフェイスが際立っています
ムーンフェイスはステロイドによる副作用のため、ある程度は仕方ないです
それでも増悪因子として、食欲増進、体重増加は要因にあります
確かに退院後は入院中と比較しても食事量は増えてきています
がしかし、筋肉量が相変わらず増えないので体重はさほど変化なしで
顔だけ丸くムーンフェイス
ただ、もともと丸顔で「○○パンマン」と言われていたので、周りの人からは
あんまり言われない(気を遣っているのかもしれませんが)それでも
自分では気になってしまうものです
プレドニン内服とムーンフェイスについてはこちら
ムーンフェイスとフェイスマッサージ
一般的に顔の浮腫みにはフェイスマッサージが効果的で、マッサージに対してオイルや
グッズ、マニュアル本など様々なツールや情報があります
ただ、ムーンフェイスは原因がそもそもステロイド副作用であり中枢性に脂肪が
つくことによって起こっているためフェイスマッサージでは改善しないのです
また、ステロイド副作用により皮膚の脆弱もあるため下手にマッサージすることで
皮膚を傷つけかねません
ステロイド内服が終了すればムーンフェイスは自然と改善すると言われていますが
現在の内服量を考えるとまだまだ道は遠いです
そしてムーンフェイスに浮腫みのダブルパンチの日もあるのでより一層気になります。
ステロイド離脱症候群
長期間ステロイドを外部から補給していると副腎皮質が委縮し
ステロイドを作る力が弱くなり体内で作るステロイドの量が少なくなります
この状態でステロイドを急にやめたり飲み忘れたりすると体内のステロイドの
量が急激に減少し不足したステロイドを自らの副腎皮質からの分泌で補うことができず
副腎不全・離脱症状(低血糖、全身の倦怠感、発熱、低血圧、嘔吐…etc)などの命にかかわる症状がおこり、さらには病態の再燃・悪化の可能性もあります
副作用が気になったり、症状が改善しても自己判断での中止は絶対にやめましょう!
浮腫みにはマッサージは効果的
ムーンフェイスと浮腫みのダブルパンチがある時には、フェイスマッサージと
顔周りのマッサージが効果的です
①頭皮マッサージ
抜け毛対策でも頭皮マッサージは効果的なので実施してます。
頭皮全体を指の腹や手のひらで力を入れずに揉みほぐします。
「こめかみ」「生え際」「頭頂部」「後頭部」「耳の後ろ」
「首の付け根」とパーツに分けておこないます
指先(爪は立てず)を使って、頭皮をサイドから上に向かって引き上げるようにマッサージします。
髪を摩擦しないよう頭皮のマッサージを意識します
②フェイスマッサージ
皮膚保護のためマッサージオイルの使用をお勧めします
力は入れず、手の重みで皮膚をさする感じでリンパの流れを意識しマッサージをします。
❶両手をおでこに当て、耳に向かってゆっくり流す
❷頬骨の上に手を当て、耳に向かってゆっくり流す
❸頬骨の下に手を当て、フェイスラインに向かってゆっくり流す
❹顎と首の間のくぼみに親指腹を当て、耳に向かってゆっくり押すように流す
❺耳に集まったリンパを、指の腹を使って首、鎖骨の順番でゆっくり流す
❻鎖骨のくぼみを息を吐きながら押す