療養生活中に励む:スキンケア

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療養中に励んだこと~スキンケア編~ 療養日記
療養中に励んだこと~スキンケア編~

看護師復帰ブログではプロフィールでもお伝えしているように約10年看護師とし
勤務後一旦異業種で働き再び看護師復帰をした経験があります。
今回ネフローゼ症候群に罹患し、職場復帰を目指しています

初めて入院にまで至った病気、ネフローゼ症候群について、入院の経緯をお伝えし
少しでも同じ症状の方の療養生活の参考になればと思います。
その時々の不安や悩み、また参考になったことをお伝えしていきます

看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしていきます。
今回は浮腫(むくみ)とスキンケアについてお伝えします。

浮腫(むくみ)とは

浮腫みの診断と治療イメージ

浮腫とは細胞間質に水分が貯留し増加した状態です。
発生する要因は「血管内圧の上昇」「ナトリウムの貯留」
「リンパ管障害」「低蛋アルブミン症による血漿膠漆浸透圧低下」です。

ネフローゼ症候群では「低蛋アルブミン症による血漿膠漆浸透圧低下」により
細胞間質へ水分が貯留し浮腫(むくみ)が発生します。
浮腫の改善は、原因であるネフローゼ症候群の改善なくしてはありえません。

血漿膠漆浸透圧とは?

半透膜と言われる、溶質(解けているもの)通さないが溶媒(溶かしているもの)は
通す膜が細胞にはあります。
半透膜は溶質の濃度が異なる溶液を、半透膜を隔てて隣り合わせに置くと
水分子濃度が低いほうから高いほうに移動し、同じ濃度になるため
水を移動させる力のことを血漿膠漆浸透圧といいます。

浮腫のある皮膚の状態

浮腫は、皮膚や皮下組織に過剰な組織間液が貯留した状態のため、皮膚は菲薄で
外力より容易に損傷をうけます。
また、皮脂の分泌低下や水分保持能力も低下するため皮膚は乾燥しバリア機能が
低下します。
また血流障害のため末梢の酸素供給、栄養不足、皮膚温低下、皮膚免疫力の低下も
するため小さな傷からも最近完成を起こすリスクが高くなります。
※バリア機能:角層の内側の水分の蒸散を防ぎ、外界からの異物の侵入を防御する役割

看護師ブログ・手当イメージ

浮腫の3大スキンケア

皮膚の保護
①爪を短く整え、皮膚の外傷や損傷予防に注意する。
②浮腫によって菲薄いた皮膚は、摩擦、ずれや軽度な外力で皮膚の損傷に至るので
 衣類は柔らかく肌触りのいいものを選択する。
③皮膚に接触しているもの(時計など)での損傷にも注意する。

皮膚の清潔
①洗浄剤は皮膚のpHに近い低刺激性・弱酸性を選択する
②皮膚に摩擦を加えないようにしっかり洗浄剤を泡立て手で優しく洗う
 関節や指趾など皮膚面が接触する部分も同様に優しくあらう。
③皮膚に洗浄剤が残らないようぬるめの湯で十分に洗い流し、水分は
 擦らず抑えるようにふき取る。

皮膚の保湿
①入浴後や手洗いの後はこまめに保湿する。
②保湿剤は皮膚の状態にもよるが無香料、無添加、低刺激性が推奨される。

浮腫実体験

通常時の10kg分が浮腫としての症状がでました。皮膚ははちきれそうで、針でつついたら
水が出るんじゃないかと思うほどでした。また皮膚が限界まで引っ張られる感覚があり
痛みを伴う状態です。
皮膚の保護と思い靴下を履こうにも、かえって圧迫してしまうので履けない始末。
何よりも気を付けたのが保湿でした。
とは言え、無香料、無添加、低刺激性のベストな保湿剤がはなかったので、
自宅に色々あったボディクリームの残りを順番に使用。
※皮膚の損傷がある場合は避けてください。
医薬品ではないので香料ありですが、香りに癒され、しっかり皮膚保湿がかないました

現在使用継続中の保湿剤
NIVEAクリーム 青缶(めっちゃベタですが)
・スクワラン・ホホバオイル配合
・コストパフォーマンス優れてる(169g 500円前後)
・どこでも売ってる
※クリームのテスクチャーはやや硬めなので、手で温めながらやさしく保湿してください。

関連記事はこちら

ネフローゼ症候群について①

ネフローゼ症候群について②

看護師ブログ・勤務記事イメージ

前回の記事はこちら

療養生活でつらかった症状~呼吸困難~

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