自宅療養⑤
今回は自宅療養中夜間の不眠についてお伝えします
看護師の悩み職場の人間関係、心理的安全性について記載
看護師ねふなブログは現役医療従事者がネフローゼ症候群に罹患
約1年後・職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプット
看護の知識も少しずつまとめています

今気になる症状
入院中から夜間中途覚醒していました
夜間腎血流の増加のためか入院中は排尿ペースがあがり
2時間毎には覚醒していました
覚醒後はなかなか入眠できずベッドでゴロゴロ入眠しては覚醒の繰り返し
入院生活はどうしても日中ベッドで過ごすことが多く
お昼間もうっかり眠ってしまうことがあります
夜に利尿が多いのは何故?
自宅療養中の現在は日中はベッドで過ごすことはなく
休息中も椅子に座ったりしています
活動は家事・自宅内運動をして過ごしています
日中も午睡することなく頑張ているので22時ごろから眠気が来ます
入眠導入はスムーズになりました
ただ中途覚醒が必ず来ます・入院中のように2時間とまでは
いきませんがだいたい4時間で覚醒がやってきます
そして入院中の癖か覚醒すると排尿するパターンになります

不眠とステロイド薬
ステロイド副作用についての記事
ステロイド薬は中枢神経細胞の興奮性にも影響を与え気分の高揚
不穏逆に抑うつを呈し・そこから不安や不眠につながることがあります
コルチゾールの生理的な分泌は早朝から午前中に高く夕方から
深夜にかけて低下する概日リズムを呈しています
ステロイド服用による生理的な概日リズムの乱れが不眠と関連していると考えられます

不眠対処法
一般的な不眠対処法ついて以下に記載します。
①起床時間は同じに(夜更かしした時や休日も同じ時間に起きる)
②眠くなってから寝床へ(眠気なく寝床へ入ると入眠に時間がかかり、中途覚醒も増える)
③昼寝は15時までに短時間で(長時間の昼寝は不眠を悪化させる。15時までに30分以内)
④朝に太陽の光を浴びる(強い光を浴びて体内時計をリセットする)
⑤適度な運動(午前より午後に軽い運動をする方がよい)
⑥就眠前の入浴はぬるめ(熱いお風呂は交感神経を活発にする)
⑦快適な寝室環境(静かで暗く、適度な室温・湿度)
⑧寝酒はしない(過度な飲酒は睡眠が浅くなり、中途覚醒を増やす)
⑨就眠直前の喫煙は控える(ニコチン摂取は、交感神経を活発にする)
⑩夜のカフェインを控える(夕食後のコーヒー、栄養ドリンクなどは控える)
⑪寝る前スマホは禁止(スマホ、パソコンなどの光りは交感神経を活発にする)
対処方法に沿って実施していますが、やはりステロイド薬内服の影響が大きいのか
劇的な改善はありません
それでも自宅療養中で自分のペースで過ごせるので無理しないを心がけて過ごしています
不眠と枕
色々対処法を実施していくうちに道具に頼ってはと考えています
不眠と枕の関係は重要です
①自分の体にあった「高さ」
骨や関節、筋肉が圧迫されない枕の高さは体格によって異なり横向きで寝る場合
には肩幅なども影響します
②高さを維持できる「適度な硬さ」
寝たときに理想の高さが維持できる素材を選びます
柔らかく、寝ているうちに頭が沈み込む素材や仰向け時に
顎が上がる形状は首に負担がかかるので避けます
③寝返り楽に打てる「平らな構造」
寝返りのしやすさと首の安定感を保つためには枕の形状が大切です
凹凸のないフラットなものがおすすめです
ステロイド離脱症候群
不眠がステロイド内服の影響とは言え自己判断の中止は禁止です!
長期間ステロイドを外部から補給していると副腎皮質が委縮しステロイドを
作る力が弱くなり体内で作るステロイドの量が少なくなります
この状態でステロイドを急にやめたり飲み忘れたりすると
体内のステロイドの量が急激に減少し不足したステロイドを自らの
副腎皮質からの分泌で補うことができず
副腎不全・離脱症状(低血糖、全身の倦怠感、発熱、低血圧、嘔吐…etc)などの
命にかかわる症状がおこり病態の再燃・悪化の可能性もあります
副作用が気になったり、症状が改善しても
自己判断での中止は絶対にやめましょう!
関連記事はこちら

前回の記事はこちら

