ドパミン・ドブタミン:ポイント7

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看護プチ情報ドパミン・ドブタミンの働きポイント7
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

復職に向けて
知識の整理を
しています

今回は
ドパミン・ドプタミン
について
お伝えします

ドパミン・ドブタミン:ポイント7

ドブタミンとドパミン似ているようで違う
使い分けってどうするの?

その違いや特徴を知っていると予測して看護実践にもあたることができます

指示が出た時にも「考えてたとおり!」ニヤリとすることも!

ここでドブタミン・ドパミンの働き作用をまとめました

1.働きポイント①

循環作動薬
血管収縮薬・昇圧薬・強心薬・交感神経刺激薬等の総称

カテコラミンをはじめとした種々の血管作動薬が用いられる

ドパミン、ドブタミンの循環作動に対する作用機序は異なっている

心臓を含めた血管以外への作用機序もそれぞれ異なる

看護師ブログ:説明イメージ画像
説明イメージ画像

2.働きポイント②

強心薬
心拍出量を上げる薬剤

血管収縮薬
血管抵抗を上げる薬剤

ドパミン
中用量:心拍数増加
高用量:末梢血管収縮し血圧を上昇させる

ドブタミン
末梢動脈血管拡張作用があり用量に依存

血圧維持因子
血圧=心拍出量×末梢血管抵抗

心拍出量を決定する因子
循環血液量
心拍数
心筋収縮力

末梢血管抵抗を決定する因子
血液の粘度
動脈壁の弾性
血管床の面積

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3.働きポイント③

アドレナリン受容体
α受容体(α₁受容体とα₂受容体)
β受容体(β₁受容体、β₂受容体)

受容体はシナプス後膜に存在し神経伝達物質と結合することで生体反応を起こす

α受容体
自律神経の興奮を伝えるための受容体
主に血管の平滑筋に分布する
刺激されると血管収縮や血圧上昇を引き起こす
α1:血管収縮
α2:神経伝達物質の遊離調節(抑制)などに関わる
それぞれ異なる生理作用と薬理作用を持つ

β受容体
アドレナリンなどのカテコラミンが結合して作用を発現する受容体
主に心臓の機能亢進、血管や気管支の拡張、脂肪分解などを引き起こす
β1:心臓に分布
β2:肺気管支分布

Gタンパク質共役型受容体で、活性化されると細胞内サイクリックAMPを増やして生理作用を発揮する

ドパミン
α受容体とβ₁受容体に作用する
ドブタミン
β₁受容体に大きく作用する

カテコラミン受容体と主な作用

4.働きポイント④

療養サポートイメージ:看護師ブログ
療養サポートイメージ:看護師ブログ

作用発現時間
ドパミン:投与後2~4分
ドブタミン:投与後1~2分

即効性はあるが生体内で速やかに代謝される
効果持続時間はどちらも10分程度

ドパミン
ノルアドレナリンの前駆物質
主に神経伝達物質として作用する

前駆物質であるL-ドーパはパーキンソン病治療薬として使用されている

心臓への作用
β₁受容体に作用して収縮力を増加させる

血管への作用
α受容体に作用して末梢血管を収縮させる→昇圧効果を現す

腎臓への作用
腎臓のD₁受容体に作用して腎血流量を増加させる
→利尿を引き起こす

投与量によって現れる効果が異なる
濃度に依存してβ₁受容体・α受容体・ドパミン受容体を刺激するため

1.低用量(0.5~3㎍/kg/分)投与
腎臓・腸間膜にあるドパミン受容体を刺激し血管(腎動脈や腸間膜動脈)を拡張して血流を増やす
腎尿細管にも作用してナトリウム排泄を促し利尿効果を示す

2.中用量(3~10㎍/kg/分)投与
β₁受容体を刺激して心筋の収縮力を増強する
心拍数を増やし心拍出量が増大する

3.高用量(10㎍/kg/分以上)投与
α受容体を刺激し、末梢血管を収縮させ血圧をあげる

後負荷が増大することから、この濃度では心不全の治療作用はない

5.働きポイント⑤

ドパミン副作用
洞性頻脈
陽性変力作用は投与初期心拍出量を増加させる
虚血性心疾患においては病態を増悪させ冬眠心筋状態を誘発する可能性がある

換気抑制・酸素化悪化
無呼吸時間の延長
換気血流ミスマッチの増悪
心臓手術患者では腎機能悪化の可能性もある

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6.働きポイント⑥

ペースメーカー:看護師ブログイメージ
ペースメーカー:看護師ブログイメージ

ドブタミンの働き
人工的に合成されたカテコラミン
選択的に心筋のβ₁受容体に直接働きかけ心筋収縮力を増強し心拍出量を増やす

この効果はドパミンよりも強い

β₁受容体刺激作用による心拍数の増加はドパミンよりも弱い

投与量によって現れる効果が異なる

1.高用量(10㎍/kg/分)以下投与
血管のβ₂受容体に作用
軽度の末梢動脈血管拡張作用を起こし血圧を低下させる

2.高用量(10㎍/kg/分)以上投与
α受容体を刺激
末梢血管を収縮させ血圧を上昇させる

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7.働きポイント⑦

ドパミンとドブタミンの使い分け
ドブタミン
軽度の血圧低下(収縮期100mmHg以下)
心筋収縮力の低下を改善させる目的

ドパミン
急性循環不全など
著しい血圧低下(収縮期80mmHg以下)の改善目的

ドブタミンとノルアドレナリンの併用
著しい血圧低下と心筋収縮力の低下の改善目的

使い分けの理由
ドブタミンはドーパミンより心拍数を上昇させず心臓に負荷をかけにくい
末梢血管抵抗も上昇させにくい
少ない容量で投与すれば血管拡張作用がみられる
肺毛細血管も拡張するため後負荷を増やさない

⇒心拍出量、末梢循環血液量を維持しながら低血圧を防ぐことができる
ドーパミンよりも催不整脈作用も出現しにくい

用量の増減によって心筋収縮力が増減するため効果がわかりやすい

急性循環不全では主要な臓器の灌流圧が下がること避けるため副作用である催不整脈作用などが出る恐れがあるとしてもドパミンを使用し体血圧を上げ主要組織から優先的に血流を改善させる

カテコラミン受容体と作用の強さ

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ドパミン・ドブタミン
について
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ねふなHappyワークライフ
バランスは現役看護師が

ネフローゼ症候群発症
職場復帰を目指して
奮闘する日々を綴っています

入院した経緯や療養生活で
感じた不安など実体験を

同じ症状の方や看護や
仕事に悩む方の参考に
なればと思っています

約10年間異業種で働いた後
看護師に復帰した経験もあります

看護師以外の方にも仕事や
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