こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
人工呼吸器
ウィニング
について
お伝えします
早期離脱を目指す人工呼吸器ウィニング
人工呼吸管理は原疾患を治療する上で
換気を維持するためにも必要な管理です
侵襲を伴うことやそれに付随する合併症
安全管理上の観点から早期離脱は人工呼吸管理にとって重要
人工呼吸器早期離脱に向けての
人工呼吸器ウィニングについて記載しています
1.人工呼吸器ウィーニング
人工呼吸器ウィーニング
器械による強制換気から自発呼吸
(自然呼吸・吸筋のトレーニング)に
慣れさせる訓練
自発呼吸への移行プロセス
人工呼吸器の装着自体が合併症のリスク
気道損傷・VAP(人工呼吸器関連肺炎)
無気肺、廃用症候群など装着が長期になるほど
合併症のリスクは高くなります
⇒原因疾患や症状が改善
コントロールできれば早い時期にウィニングを開始します
2.ウィニング開始基準
ウィーニングの開始時期
人工呼吸器が必要とされた原因が改善・解決されたとき
例:心疾患が原因となり人工呼吸器を装着したのであれば、その心疾患がコントロールされる
COPDの増悪が原因であれば、その症状がコントロールできた、など
人工呼吸器からの離脱は、患者に呼吸仕事量の増大をもたらします。
そのため、患者がその呼吸負荷に耐えることができるかどうかを評価することも重要です。
循環動態・全身状態の安定・意識の改善・精神状態の安定が認められれば、ウィーニングの開始時期と判断します。
3.人工呼吸器離脱プロトコルと基準
人工呼吸器離脱プロトコルと基準
15 歳以上が対象
自発覚醒トライアル(Spontaneous Awakening Trial:SAT)
鎮静薬を中止または減量し自発的に覚醒が得られるか評価する
麻薬などの鎮痛薬は中止せずに継続する
(気管チューブによる苦痛を最小限にするため)
観察時間は30分から4時間程度を目安とする
RASSによる鎮静スケールを用いて覚醒の程度を評価する
自発呼吸トライアル(Spontaneous Breathing Trial:SBT)
人工呼吸による補助がない状態に患者が耐えられるかどうか確認する
SBT開始基準を満たせば人工呼吸器設定をCPAP
またはT ピースに変更する
観察時間は30分から2時間程度を目安とする
SBT成功基準を満たせば抜管を考慮する
4.抜管に向けて過剰鎮静を避ける
過剰鎮静を避ける
日本呼吸療法医学会発表:人工呼吸中の鎮静のためのガイドライン
過剰鎮静には弊害があることを認識し管理をする
自発呼吸を18~69時間停止することで呼吸筋が
萎縮するデータの報告もある
自発呼吸を温存できる鎮静レベルでの
呼吸管理が推奨されている
鎮痛を十分に行う
以下の報告から鎮痛コントロールを十分に
しながら適切に鎮静を行う方法が推奨されている
鎮静薬の使用量の増大とPTSDの関連性
鎮静を基本とし必要に応じ鎮痛薬を投与した群と
鎮痛を基本とし必要に応じ鎮静薬を投与した
群の比較では鎮痛を基本とした群のほうが
人工呼吸期間を有意に短縮で報告されている
鎮痛・鎮静の評価を行う
日本呼吸療法医学会推奨:人工呼吸中の鎮静のためのガイドライン
鎮静評価:Richmond Agitation-Sedation Scale(RASS)
鎮痛評価:behavioral pain scale(BPS)
鎮静の必要性や鎮静状況を適切に評価することにより
人工呼吸器装着日数やICU入室期間
入院期間の短縮が得られ気管切開の頻度も減少する
過剰鎮静・過小鎮静を防ぐために
目標鎮静深度の明確化と共有化が必要
スケールを用いてスタッフが客観的に評価できる方法が重要
sedation vacation
過剰鎮静を防ぐ方法として1日1回鎮静を中断し管理する方法
関連記事はこちら
看護プチ情報看護知識:人工呼吸器管理中フィジカルアセスメント
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは
現役看護師がネフローゼ症候群発症し
職場復帰を目指して奮闘する日々を綴っています
入院した経緯や療養生活で感じた不安など実体験を
同じ症状の方や看護や仕事に悩む方の参考になればと思っています
約10年間異業種で働いた後に看護師に復帰した経験もあります
看護師以外の方にも仕事や日常生活をHappyにする情報を提供できればと思っています