
こんにちは♡
ねふなです
看護師復職に向け
知識整理をしました
今回は抗菌薬投与
モニタリングを
お伝えします
抗菌薬投与とモニタリング

感染症や手術時の予防投与
多種多様の抗菌薬が
使われています
正しく投与しないと
効果が十分得られない
だけでなく耐性菌の
出現のリスクにつながります
薬物血中濃度を正しく
維持するためにも
重要なモニタリグに
ついてまとめました
1.TDM

TDM
(Therapeutic Drug Monitoring)
血中濃度や検査値など
治療効果や副作用に
関する様々な因子を
モニタリングしながら
それぞれの患者と
その状態に合わせた
投与設計を行うこと
TDM実施は副作用を
最小限にし薬剤の
効果を最大限にする
ことが可能となります
血中濃度の高い状態
(中毒域)が続くと
腎障害や聴覚障害など
重篤な副作用を引き起こし
使用量が少なすぎると
効果が得られず血中濃度が
低い状態(無効域)が
続くと耐性菌を出現
させるリスクがあります
TDM対象の抗菌薬
有効治療域が狭く
治療域と中毒域が
接近している薬剤
薬物血中濃度が
効果と比例関係にある

2.TDM対象薬

VCM
(グリコペプチド系抗菌薬バンコマイシン)
TEIC(テイコプラニン)
AMK(アミカシン)
GM(ゲンタマイシン)
TOB(トブラマイシン)
ABK
(アミノグリコシド系抗菌薬アルベカシン)
VRCZ
(抗真菌薬ボリコナゾール)
3.トラフ値とピーク値

トラフ濃度
薬物を反復投与したとき
定常状態における
最低血中薬物濃度
薬物の血中濃度は
吸収後に最高濃度となり
時間の経過とともに
代謝・排泄によって
一定の速度で減少します
トラフ値は投与直前値と
同意味を持ちます
トラフのタイミングで
血中濃度の変化が
一番緩やかでブレが
少なくなります
薬効発現に一定以上の
血中濃度の維持が必要な
場合の良い指標となります
トラフ以外のタイミングで
血中濃度に差が出るため
結果に誤差を生じさせます
ピーク値
薬物の単回/連続投与後の
最高血中濃度

4.モニタリング方法

血中濃度が安定した
投与3日目以降に
採血を行います
各抗菌薬の採血時期
採血ポイント
VCM
腎機能正常で
1日2回投与の場合
3日目の投与直前に
トラフ値の採血を行う
TEIC
腎機能に関わらない
3日間投与後、
4日目にトラフ値の採血を行う
AGs
腎機能正常の場合
投与2日目でも可能だが
3日目にトラフ値の
採血を行うことが実際的
30分点滴の場合は
点滴終了30分後に
ピーク値採血を行う
1時間以上点滴の場合は
点滴終了直後に
ピーク値採血を行う
VRCZ
投与後5~7日目以降
トラフ値の採血を行う
ピーク値が中毒域に
達していれば投与量を
減らし無効域では増量する
トラフ値は安全域を
超えていれば
投与間隔を延長するか
投与量を減量する

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前回の記事はこちら

看護婦復職向け
知識整理中です
今回は抗菌薬
モニタリングを
お伝えしました
前回の記事も
ごらんくださいね♡
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