こんにちは♡
看護師ねふなです
復職に向けて
知識の整理をしました
今回は
拡張型心筋症
について
お伝えします
4つのポイントで知る拡張型心筋症
現役看護師がネフローゼ症候群発症し、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
その一つとして、今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプットしています。
拡張型心筋症について4つのポイントで記載しています。
「伸展ステージ別に理解する心不全看護」はこちら↓↓
ポイント1:拡張型心筋症定義と原因
拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy:DCM)
左室のびまん性収縮障害と左室拡大を特徴とする疾患群
※基礎疾患ないし全身性の異常に続発し類似した病態を示す二次性心筋症を除外する
※ESCの拡張型心筋症分類
左室拡大と左室収縮能障害を特徴とし、びまん性の収縮障害を引き起こしうる異常な負荷状況(高血圧や弁膜症)および冠動脈疾患の合併がない疾患群
原因
遺伝性
サルコメア蛋白をコードする遺伝子
心収縮力を伝達する役割を担うジストロフィン関連蛋白をコードする遺伝子
細胞内カルシウム調節に関与する蛋白の変異
非遺伝性
原因不明ではあるが、何らかの慢性炎症や自己免疫によるもの
心筋症定義についてはこちら
ポイント2:拡張型心筋症診断
拡張型心筋症の診断
二次性心筋症を鑑別、除外する
2種以上の画像診断で駆出率の低下が証明する、または経時的に異なるポイントで同一画像診断による駆出率の低下が示されることが望ましいとされています。
心電図
拡張型心筋症に特異的な心電図所見はない
左室高電位~左室肥大、r波減高(とくにV1からV3誘導)、異常 Q波、QRS幅延長
左側胸部誘導における VAT(ventricular activation time)延長、脚枝ブロック
心室内ブロック、ST-T変化
心エコー
心形態から二次的心筋症の鑑別
心機能・血行動態・合併症評価
心臓MRI
心臓カテーテル検査
心筋生検
もっと詳しく知りたい方には
「初めての循環器看護なぜからわかるずっと使える」は↓↓
ポイント3:拡張型心筋症症状
心不全
病態
左心不全による低心拍出状態と肺うっ血や不整脈による症状を特徴とし、病期が進行すると両心不全による臨床症状をきたします。
自覚症状
労作時呼吸困難、動悸や易疲労感
進行すると安静時呼吸困難、発作性夜間呼吸困難、起座呼吸を呈する
不整脈による脈の欠滞や動悸、あるいは胸部圧迫感や胸痛
脈圧狭小、皮膚の蒼白、頸静脈の怒張、浮腫、肝腫大、肝拍動、腹水
「看護の現場ですぐに役立つ循環器看護のキホン」はこちら↓↓
ポイント4:拡張型心筋症治療
根治療法
心移植
保存的療法
心不全症状の改善
安静・塩分制限(5~8g)・水分制限
左室収縮機能障害改善
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、β遮断薬
うっ血症状改善
利尿剤
※スピロノラクトンは利尿剤としての作用だけでなく長期予後改善効果が認められています。
左室壁在血栓、心房内血栓が生じる場合抗凝固療法
心室性不整脈による突然死リスクの回避
β遮断薬、抗不整脈薬アミオダロンの投与
薬物抵抗性の場合は植込み型除細動器(ICD)の植込み術
徐脈性不整脈を合併している場合はペースメーカー植え込み術
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
初めて入院にまで至ったネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えして、少しでも同じ症状の方の療養生活や看護や仕事の悩みの参考になればと思っています。
看護の知識もちょっとずつまとめてアウトプットしています。
また、異業種を約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
看護師以外の方へも仕事の悩みや日々をHappyに過ごす参考に少しでもなればと思っています。