5つのポイントで知る大動脈バルーンパンピング

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5つのポイントで知る大動脈バルーンパンピング
看護師ねふな
看護師ねふな

こんにちは♡
看護師ねふなです

  

復職に向けて
知識の整理をしました

 
今回は
大動脈
バルーンパンピング
について

お伝えします

現役看護師がネフローゼ症候群発症し、職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
その一つとして、今まで培ってきた看護の知識を整理しアウトプットしています
補助循環一種であり、冠動脈血流に効果があるIABPの管理について記載しています。

ポイント1:大動脈内バルーンパンピング

大動脈バルーンパンピング(intra aortic balloon pumping: IABP)
バルーンのついたカテーテルを胸部下行大動脈内に留置し、心臓の拍動に合わせて、バルーンの収縮と拡張を繰り返すことで心臓を補助する圧補助循環装置です。
心臓の拡張期にバルーンを拡張させることにより、冠動脈への血流が増加し、心筋への酸素供給量を増加させます。
また、バルーンを収縮させることで、急激に大動脈圧が低下し、後負荷が減少します。
心拍出量の10~15%程度の補助効果があります。
適応
心原性ショック、治療抵抗性の急性冠症候群
ハイリスク心臓手術の周術期
冠動脈インターベンション(PCI)術中
PCI後の血行動態安定化
難治性心室性不整脈

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ポイント2:IABP作用機序

ダイアストリック・オーグメンテーション(diastolic augmentation)
心臓の拡張期にバルーンを拡張させることで大動脈内の圧が上昇すること
ダイアストリック・オーグメンテーションの効果
冠動脈血流上昇⇒心筋酸素供給上昇
平均動脈圧上昇⇒脳・腎血流量
オーグメンテーション圧
90mmHg以上、平均血圧は60mmHg以上が望ましい

シストリック・アンローディング(systolic unloading)
心臓の収縮期にバルーンを収縮させることで大動脈拡張期終末圧が低下すること
シストリック・アンローディングの効果
左室が血液を駆出しやすくなり心臓の後負荷軽減
⇒心仕事量の減少⇒心筋の酸素消費量減少、収縮期血圧低下

IABP
IABP

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ポイント3:IABP禁忌

IABP禁忌症例
重症大動脈弁閉鎖不全
バルーンの拡張期に大動脈弁逆流が増悪するため
胸部・腹部大動脈瘤、大動脈解離
解離の進行や破裂、瘤の中の血栓がはがれ塞栓の可能性がある
慢性閉塞性動脈硬化症
カテーテル挿入困難なため、下肢虚血があるため
重度の凝固異常
抗凝固薬使用による出血傾向があるため

ポイント4:IABP合併症

IABP合併症
下肢虚血
カテーテル挿入により血管内腔が狭くなり、下肢の血流障害が起きる

出血
挿入時の血管損傷、抗凝固薬の使用、凝固因子の消費による出血傾向

血栓塞栓症・臓器虚血
カテーテルが体内にある影響で血栓が形成される
血管壁のアテロームや小血栓の飛来による

大動脈穿孔・大動脈解離
ワイヤー操作による血管損傷
蛇行血管への挿入後に発生することもある

腓骨神経麻痺
安静時の下肢外旋により下腿外側の腓骨頭が圧迫され生じる

感染
大腿動脈からの挿入のため感染しやすい

バルーンの破損
石灰化した大動脈壁との摩擦によるバルーン表面の摩耗、劣化

ポイント5:IABP挿入中注意点

注意点
出血、血栓、感染、バルーン破裂などリスクがあるため心機能が改善すれば速やかな抜去が望ましい
心臓の補助を目的としているが自己心拍とバルーンの拡張・収縮のタイミングが悪い場合には、心臓の負担を増やすことになるため、継続的に心電図や動脈圧との同期の状態を確認する必要があります。
バルーンの位置のずれに注意が必要
中枢側にずれた場合:脳に還流する血流が低下し、神経症状を生じる
末梢側にずれた場合:拡張・収縮のタイミングが悪くなり、効果が低下する
腎動脈にかかった場合:尿量の低下や腎血流障害により腎機能障害をきたす

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バルーンパンピング
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看護師ブログ:ねふなHappyワークライフバランスは現役看護師がネフローゼ症候群発症し職場復帰を目指し奮闘する日々を綴っています。
ネフローゼ症候群について、入院の経緯、療養生活の不安などをお伝えしています。
同じ症状の方の療養生活への不安や悩みの参考になればと思っています。
また、一度看護師をやめて、異業種で約10年働き再び看護師復帰をした経験もあります。
そんな経験が、看護師の方への仕事の参考になればと思っています。
看護師以外の方の悩み解消や日々をHappyに過ごす参考になればと思っています。

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